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【名古屋】「おまえたちはこんなものじゃない」C大阪に完敗した天皇杯から中2日…ルヴァンで雪辱!初制覇

2021年10月30日 20時52分

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ルヴァン杯で初優勝し、トロフィーを掲げて喜ぶ丸山(中央左)ら名古屋イレブン

ルヴァン杯で初優勝し、トロフィーを掲げて喜ぶ丸山(中央左)ら名古屋イレブン

◇30日 Jリーグ YBCルヴァンカップ決勝 名古屋2―0C大阪(埼玉スタジアム)
 苦難をはね返し続けた男たちが、とびきりの笑顔を見せた。最後のタイトルとなったリーグ制覇から、実に11年。「長いこと苦しさを味わっている。彼らのためにタイトルを取るというのが、自分の中であった」。名古屋のゲームキャプテン、DF中谷は「ファミリー」と呼ばれるサポーターと、頂点に立った喜びをかみしめた。
 守勢に回った前半を終えてすぐ、後半2分に相手の隙を突いて先制した。後半34分には速攻からMF稲垣が追加点。今季は充実のシーズンを送る稲垣が、自らのルヴァン杯MVPも決定づけるゴールで締めた。「今までの苦しい時期とか、うまくいかない時期を自分なりに消化して、やってこられたからこそ」。長かった刻苦の日々が、今季のプレーをつくったという。
 稲垣の言葉は、そのままここまでの名古屋の歩みにも当てはまる。J1復帰後、2018、19年と連続して残留争いを経験。19年途中からフィッカデンティ監督が就任し「全てを変える必要があった」と振り返る環境を乗り越え、降格を回避した。
 今季もまた、試練の1年だった。アジア・チャンピオンズリーグ参戦に伴う過密日程、そして海外遠征に伴う2度の隔離生活。フィッカデンティ監督はサッカーができる環境に感謝を述べながらも「あらゆる犠牲を払ってここまで来ている」と負担の重さを幾度も強調した。
 27日の天皇杯・準々決勝(豊田ス)は、メンバーを落として臨んできたC大阪に完敗した。試合後のロッカールームでは、指揮官の「おまえたちはこんなものじゃない」との叱咤の声が響いた。
 あらゆる逆境をはね返したチームが獲得した11年ぶりのタイトル。中谷は18年に残留を決めた日のホーム・パロマ瑞穂スタジアムと、この日のスタンドの光景がダブったという。違うのは選手の手にトロフィーが握られていたこと。「これを機に名古屋が強くなることを願うというか、僕がそうしたい」。「10・30」の勝利を、これから始まるクラブ隆盛のプロローグにする。
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