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浜松市の区再編 3区改変案検討へ

2021年10月30日 05時00分 (10月30日 10時10分更新)
 浜松市の七行政区の再編で、再編後に北区と西区のどちらの区役所を残すかを巡り、両区の一部住民の間で意見対立が起きている三区案について、対立を解消する方向で大幅な線引き改変を検討すべきだとの声が市議会の内外で強まっている。複数の市議会関係者は、西区と北区の区役所が再編後に同じ区に含まれないよう、大幅な線引き改変を検討しているとみられる。協議が進めば、改変後の三区案が有力になる見通し。
 特別委は八月に天竜区を単独で残すことを決定。その上で、市域を二〜四区とする三案を取りまとめた。意見対立が起きている三区案は、天竜区を単独で残し、西区と北区の一部を合わせ、残りを一つの区とする区割り。
 市議会関係者の一部には線引き改変に慎重な見方もあり、協議が進まなければ、区役所の位置が争点になりにくい二区案を検討すべきだとの声もある。
 線引き改変の際に参考にするとみられるのは、過去に特別委が協議した区割り案だ。特別委は二月時点で計十三案の区割り案を検討していた。
 このうち、天竜区を単独で残す三区案は、現在の三区案を含めて三案あった。この中で、西区と北区の区役所が同一の区にならない三区案は、浜北区と北区の一部を一つの区とし、残りを一つの区にする案だけとなる。
 特別委が九〜十月、各区の自治会連合会(自治連)などに行った中間報告でも、複数の自治連幹部から三区案の線引き改変を求める声が出ていた。
 中区自治会連への中間報告では、広野篤男会長(市自治連副会長)が三区案について、区役所の位置を巡り西、北両区の住民の間に「しこり」が残る可能性を指摘。「これまでに示された三区案との合体・微調整も必要だ」とし、両区役所を一つの区に含まない三区案の検討を求めた。 (佐藤裕介)

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