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横浜出身監督のドキュメンタリー映画「華のスミカ」 華僑の歴史探る

2021年10月29日 05時00分 (10月29日 11時01分更新)
林隆太監督

林隆太監督

  • 林隆太監督
  • 映画「華のスミカ」の一場面。林監督の父親の少年時代の写真
 横浜市出身で華僑4世の林隆太監督が、自身のルーツや日本に生まれ育った中国人の歴史をたどるドキュメンタリー映画「華のスミカ」を製作した。名古屋・今池の名古屋シネマテークで30日から公開される。
 父親が華僑3世との事実を、15歳まで知らなかったという林監督。当時は中国に対する良い感情がなく、自分に中国人の血が入っていることに抵抗を覚えていた。だが多民族社会の米国に留学し、中国系の友人にも自身のルーツを答えられなかった。「何も知らない、調べなくては」との思いが、デビュー作となった本作の製作動機になった。
 認知症の祖母への取材からスタートしたが、当初は方向性がつかめずにいた。そんな中、「台湾解放」というスローガンを掲げて横浜中華街を練り歩く紅衛兵の写真に、少年時代の父親の姿を見つけた。「台湾は中国の一部。毛沢東はおやじのようなもん」と語る父親に驚いた。そこから、国内最大の中国人コミュニティーがある横浜中華街で、元は同じ中国人でありながら“大陸系”“台湾系”に分断した対立の歴史にも迫っていった。
 日本では知られざるコミュニティーの実情だからこそ、理解を深める契機になればというのが、“裏テーマ”...

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