村田諒太が最強の相手『GGG』と12・29世界ミドル級統一戦で激突【ボクシング】
2021年10月28日 17時55分
ボクシングWBAミドル級王者の村田諒太(35)=帝拳=が、12月29日にさいたまスーパーアリーナでIBF同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39)=カザフスタン=と2団体統一戦を行うことで合意した。米放送局ESPN(電子版)が27日(日本時間28日)に伝えた。関係者によると、会場については解決していない問題があり、現在も調整中。戦績は村田16勝(13KO)2敗、ゴロフキン41勝(36KO)1敗1分け。
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日本ボクシング史上最大のメガマッチが、ついに合意した。最も人気がある階級のひとつミドル級で、10年以上にわたりトップを走り続けるIBF王者ゴロフキンを、WBA王者の村田諒太が迎え撃つ統一戦だ。
村田は、2017年10月の戴冠からゴロフキンまたは“カネロ”アルバレス(現3団体統一スーパーミドル級王者、メキシコ)というビッグネームとの対戦を切望してきた。2019年12月の防衛後は、ジムを率いる本田明彦会長も「ゴロフキン、カネロとやる準備はできた」と明言し、両陣営と交渉を重ねてきた。試合が実現すれば4年越しでターゲットをとらえたことになる。
「GGG」の異名を持つゴロフキンは元3団体同級統一王者で、世界歴代最多タイの17連続KO防衛、WBA王座19度防衛など、驚異的な戦績を重ねてきたボクシング界のスーパースター。18年9月、アルバレスに小差の判定0―2で敗れ王座を失ったが、19年にIBF王座に返り咲き、20年12月に7回KO勝ちで防衛に成功した。
村田にとって最大の不安要素はブランクだ。5月に予定していた防衛戦が新型コロナウイルスの影響で中止となり、2019年12月以来、2年ぶりの試合で、いきなり最強の相手とまみえることになる。
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