本文へ移動

浜松学院大生団体 市政策提言コンテストでW受賞

2021年10月28日 05時00分 (10月28日 09時44分更新)
シャイニング サンフラワー(前列右と後列右から3人)とチーム レジリエンスのメンバー=浜松市中区の浜松学院大で

シャイニング サンフラワー(前列右と後列右から3人)とチーム レジリエンスのメンバー=浜松市中区の浜松学院大で

  • シャイニング サンフラワー(前列右と後列右から3人)とチーム レジリエンスのメンバー=浜松市中区の浜松学院大で
  • 勝坂神楽の舞を披露する学生ら=浜松市中区のこども館で
 若者が地方創生政策のアイデアを競う浜松市のコンテストで、浜松学院大を中心とした学生団体「わたぼうしグランドデザイン」から出場した二チームが、最優秀賞と優秀賞をそれぞれ受賞した。いずれのチームも過疎化に悩む中山間地域を、子どもたちの力で活性化する政策を提案した。 (岸友里)

◆中山間地活性へ子どもの力

 コンテストはコロナ禍の影響で昨年は中止になり、二年ぶりの開催。十八〜二十九歳の二〜五人でチームをつくり、事前の書類審査を通過した十チームが今後五年間で行う政策をテーマに十分ずつ発表し、鈴木康友市長らが審査した。わたぼうしグランドデザインは、一年生四人の「シャイニング サンフラワー」と、三・四年生計四人の「チーム レジリエンス」の二チームに分かれて挑んだ。
 最優秀賞に輝いたサンフラワーは、中山間地に伝わる祭りや伝統芸能を、デジタル技術を駆使して遠隔地からでも体験できる仕組みつくりを提案した。各小中学校で、拡張現実(AR)の技術を使って祭りの雰囲気を味わう授業を実施するほか、舞やおはやしをオンラインで継承できるようにしより多くの人に関心を持ってもらうことを訴えた。
 サンフラワーの吉山昂杜さん(19)は「コンテストに出場することで、いろんな観点の政策提言に触れ、学ぶことが多かった。受賞に慢心することなく、実現に向かけて進んでいきたい」と話した。
 レジリエンスは、外国人児童生徒を支援する教育拠点を中山間地に設けることを提案し、優秀賞を受賞した。政策提言に先立ち、定住外国人の子ども百二十人に話を聞き、日本語も母語も習得できずアイデンティティーに悩む子が多いことに課題を見出した。オンライン上で母語や母国の文化を学ぶ機会を設け、グローバルに活躍する人材を育てる狙いを強調した。
 ◇他のメンバーの皆さん。
 シャイニング サンフラワー 江部舞、岡崎諒、古川竣大▽チーム レジリエンス 岡田桃奈、国持里帆、増野皓太、山本逸斗

◆オンラインツアー「勝坂神楽」を解説

 「わたぼうしグランドデザイン」では、提案した政策の実現を目指して、計画を実践に移している。24日には、浜松市天竜区春野町で400年以上続く伝統芸能「勝坂神楽」を学ぶオンラインツアーを開いた。
 勝坂神楽の神事が行われている春野町の現地と、浜松こども館、浜松学院大(いずれも中区)の3カ所をオンラインでつなぎ、学生たちが地域に伝わる伝統芸能の魅力を解説。こども館では、学生が演奏するしの笛の音色に合わせて、小中高生の有志が神楽の舞を披露した。画面越しに鑑賞した春野町の住民からは「感心した」「上手にできている」との声が届いた。

関連キーワード

おすすめ情報