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1区稲田氏 幅広い支持 2区高木氏やや優位 本紙終盤情勢調査

2021年10月27日 05時00分 (10月27日 11時30分更新)

県内比例自民4割超

 三十一日投開票の衆院選で、本紙は終盤の情勢調査を実施した。県内小選挙区の福井1区は自民前職の稲田朋美氏(62)が安定した戦いを進め、立憲民主新人の野田富久氏(74)が後れを取っている。同2区は自民前職の高木毅氏(65)がやや先行し、立憲民主前職の斉木武志氏(47)が追っている。各区で一割弱の有権者が投票先を「まだ決めていない」としている。 (山本洋児、浅井貴司)

■ 福井1区

 稲田氏が安定した戦いぶり。自民支持層の九割弱を固めたほか、推薦を受ける公明の支持層には六割ほど浸透している。年代別に見ると、幅広い層から支持を集める。男女別、サラリーマンや主婦など職業別でもリードが目立つ。
 共産が出馬を取りやめ、野党統一候補となった野田氏は、立民支持層の九割強を固めた。共産にも浸透しているが、後れを取っている。無党派層では、稲田氏の支持を上回っている。年代別に見ると、五十代で差が詰まっている。

■ 福井2区

 高木氏がやや優位に立つ。党本部の役員だが自らの選挙区に張り付き、自民、公明支持層の各八〜九割を固めている。年代別では、五十代と七十歳以上の支持が比較的高くなっている。男女別では、ともに少し差がついている。
 斉木氏は立民支持層の九割を固めたほか、共産など他の野党にも浸透し、追い上げを図る。無党派層では、高木氏の支持を上回っている。年代別に見ると、六十代の支持が比較的高くなっている。男女別では女性の差が詰まっている。

■ 比例代表

 比例代表の投票先は、自民党が県内全体の43・8%で最多となった。立憲民主党が25・9%で続いた。県内小選挙区への立候補を見送った共産党は、五番目に多い5・9%だった。
 三党以外の割合は、公明党6・7%、日本維新の会6・4%、国民民主党2・6%など。「分からない」は5・3%だった。県内の投票傾向がどこまで北陸信越ブロック(定数一一)の最終結果に反映されるかは未知数だ。
 普段支持している政党と今回の比例の投票先は、おおむね一致した。普段の支持政党を「ない」と答えた人は全体の11・2%おり、このうちの33・8%が立憲民主、20・6%が自民を投票先に挙げた。
 北陸信越ブロックには、九政党から五十三人が立候補している。名簿に登載されている比例単独の県関係の候補者は、共産新人の金元幸枝氏(63)、自民前職の山本拓氏(69)、自民新人の近藤真衣氏(25)。

■ 重視すること

 投票する際に重視することを一つ答える設問では、回答数が多い順に「年金・医療・介護」36・3%、「経済振興・雇用」22・5%、「外交・安全保障」8・4%、「教育・子育て」7・2%などとなった。「経済振興・雇用」を重視するとした人の投票先は、自民が58・4%でトップ。「政治とカネ」を選んだ人の投票先は、立憲民主が53・7%で最も多かった。
 調査の方法 県内の有権者を対象に24日、コンピューターで無作為につくった電話番号に自動音声でかけるランダム・デジット・ダイヤリング(RDD)法で実施。1区304人、2区305人の計609人から有効回答を得た。

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