本文へ移動

「高校生育ってない」小笠原が規定投球回数到達も中日の高卒では09年以来 編成部・朝倉健太さんが期待する“次”

2021年10月27日 10時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
阪神―中日 2回裏2死一、三塁、代打小野寺を遊飛に打ち取る小笠原=26日

阪神―中日 2回裏2死一、三塁、代打小野寺を遊飛に打ち取る小笠原=26日

 12年も飼っていた大きな「ブリ」を、ようやくリリースできた。小笠原が最終戦で届いた規定投球回数。今季はセで8人、パで11人が到達済みだが、高卒に限ればセが3人(西勇、戸郷、小笠原)、パは6人(山本、宮城、上沢、田中将、今井、高橋)となる。
 先発投手にとって規定投球回数は、一人前の証しではあるが、一流の証明書ではない。ところが球団の「高卒」では2009年の朝倉健太以来。12球団で最長のブランクである。育成能力が問われても仕方ない。
 「それだけ高校生が育ってないということですからね。いつまでも自分の名前が残っているようでは、恥ずかしい」
 現在は球団編成部でプロスカウトを務める朝倉さんは、規定投球回数を4度クリアしており、初は3年目の02年。以後、中里篤史、伊藤準規、西川健太郎、浜田達郎、鈴木翔太らが期待を背負って入団したが、一人前の証しは手に入れられなかった。
 「僕は体というか、痛みにだけは強かったので、こいつにチャンスを与えようと思ってくださったのかもしれません。あの2年目がなければ、3年目はなかった。それは本当に思います」
 振り返るのは01年。Bクラスが濃厚になると、星野監督は福留を外野で使い、朝倉を9度も先発マウンドに上げた。未勝利(5敗)に終わったが、この経験が翌年の11勝、200イニングにつながった。
 「やるか、やられるかの世界。チャンスって誰にでも平等に与えられるべきではないと思うんです。厳しい環境を勝ち抜いて、使おうと思わせる選手が出てきてほしい。次は小笠原の名前をすぐに消してほしいですね。高橋(宏)くんなんて楽しみですからね」
 公平な目で評価すれば、チャンスは不平等になる世界。次の「ブリ」はどうか小さく…。新体制に望むことの一つである。
おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ