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渋沢の英知 行政に活用 課長級県職員 ウェブ講習会

2021年10月26日 05時00分 (10月26日 10時56分更新)
渋沢栄一に関するオンラインセミナーを受ける県職員=富山市の県民会館で

渋沢栄一に関するオンラインセミナーを受ける県職員=富山市の県民会館で

  • 渋沢栄一に関するオンラインセミナーを受ける県職員=富山市の県民会館で
 行政管理者としての能力向上を目的としたオンラインセミナーが二十五日、富山市の県民会館で開かれ、課長級以上の県職員百五人が受講した。題材には渋沢栄一が取り上げられ、受講者らは明治の実業家の事業理念に理解を深めた。
 国学院大経済学部の杉山里枝教授が講師を務め、主に渋沢の著書「論語と算盤(そろばん)」について講義した。渋沢の事業理念は持続可能な開発目標(SDGs)に通ずるものがあるとし、「現代に生きる私たちの行動の指針でもある」と述べた。
 同書を愛読する新田八朗知事もオンラインで受講し、セミナーの終盤に「同時代の実業家で三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎と渋沢栄一はどこが相違点だったのか」と質問した。杉山教授は「日本を大きく、立派な国にしたい思いは同じ。ただ、社長専制主義の岩崎の考えは、合本主義の渋沢には相いれない考えだった」と説明した。
 同セミナーは高度な識見と幅広い視野を養うため、県の管理職員を対象にした研修の一環で毎年実施している。(長森謙介)

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