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【石川】苦渋の撤退表明 クラブ愛 胸熱く ツエーゲンと契約 地元のカフェ運営会社

2021年10月25日 05時00分 (10月25日 11時03分更新)
地元開幕戦に臨むツエーゲン金沢の選手たち=3月14日、金沢市の石川県西部緑地公園陸上競技場で

地元開幕戦に臨むツエーゲン金沢の選手たち=3月14日、金沢市の石川県西部緑地公園陸上競技場で

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感謝の投稿 反響「立て直し 必ず戻る」

 石川県野々市市と金沢市でカフェ「HUM&Go(ハムアンドゴー)」を運営する「おまめ舎」が、今月末でサッカーJ2のツエーゲン金沢のオフィシャルパートナーから撤退する。ホーム戦ではスタジアムにも登場した人気店。感謝の思いをつづったツイートが反響を呼び、代表の久木誠彦さん(41)は「店に来てくれたサポーターに感謝の気持ちを伝えたい」と話す。(榊原大騎)
 「はじめて『HUM&Go』という横断幕をスタジアムで見た時は胸が熱くなり、涙しました。…経営をしっかり立て直しいつか必ず戻って参ります」
 今月十四日、久木さんが店舗のアカウントでこうつぶやくと、チームや選手、ファンからねぎらいの投稿が続々と寄せられた。ツエーゲンの広井友信選手(36)も「(スポンサーの中にいる人の)想いはクラブが大事にしなければいけない大切なもの」と反応。ハムアンドゴーでの思い出を語るサポーターもいた。
 おまめ舎は二〇一七年七月、地域のプロチームを応援したいとスポンサーになった。小学三年から高校一年まではサッカーに打ち込み、Jリーガーを目指した時代もある久木さん。一三年、地元に初めてJリーグのチームが立ち上がったことで、新しい夢ができた。
 スタンドではコーヒーやバターチキンカレーなどで観客の胃袋を満たしてきた。しかし、コロナ禍で売り上げは一〜二割減。「さすがに限界」。雇用も維持しなければならず、今春にスポンサー撤退を判断した。
 ツエーゲンも、J2残留をかけた苦しい試合が続く。時々観戦する久木さんは「子どもにサッカーを教えたり行事に参加してくれたり、地域に貢献してくれてる。今こそサポーターだけじゃなく、一般の人もスタジアムに行って盛り上げてほしい」と望む。
 おまめ舎は来年、金沢大工学部跡地(金沢市)に開館する県立図書館に出店する。「地域を巻き込んだイベントやワークショップを企画していきたい」。再び経営を安定させ、スポンサーとしてツエーゲン金沢を支えていくつもりだ。

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