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清水監督(坂井市出身)がい旋 映画「キューブ」インタビュー  

2021年10月25日 05時00分 (10月25日 09時42分更新)

上映後の舞台あいさつで観客からの質問に答える清水監督=福井市のテアトルサンクで


 テアトルサンクに登場

 坂井市春江町出身の映画監督清水康彦さん(40)が制作した映画「CUBE(キューブ) 一度入ったら、最後」が二十二日全国公開された。県内では福井市のテアトルサンクなどで上映されている。約八十人が入場した同館で二十四日、上映後に清水さんが舞台あいさつに登場した。
 本作品は一九九七年に公開された名作スリラー映画「CUBE」が原案。密室サスペンスの先駆けとして世界中で人気を誇る作品を、オリジナル版監督ヴィンチェンゾ・ナタリ氏初の公認リメークとして清水さんが手掛けた。死と隣り合わせにある密室「CUBE」の中で、極度の緊張状態に追い込まれた人間の本性を映し出す。俳優の菅田将暉さんが主演を務める。
 舞台あいさつで清水さんは、最初依頼が来たとき「大変なことだとは思いつつも原案のキューブにひかれた」と二つ返事で了承したことを明かした。菅田さんや吉田鋼太郎さん、斎藤工さん、杏さんら豪華なキャスト陣と熱く話し合いながら、撮影を進めたという。観客からの質問にも答え、「続編はあるか」という問いには「僕はやりたいですね」と意欲的だった。 (堂下佳鈴)

 しみず・やすひこ 坂井市春江町出身。福井商高、国際デザインカレッジ金沢(金沢市)卒。2001年から映像ディレクターとして活動し、テレビコマーシャルやミュージックビデオ、ファッション映像など幅広いジャンルで活躍。初の長編監督を務めた19年公開の映画「MANRIKI」では、国際映画祭で賞を受賞した。40歳。


 
 

人間の内面表現「どの世代見ても面白い」

 舞台あいさつ後、本紙の単独インタビューに応じた清水監督に映画の見どころや地元福井への思いなどを聞いた。
 −監督が決まったときの気持ちは。
 「絶対面白くなると思っていたので自分がやっていいんだという(前のめりな)気持ちだった。でも今だから言えるのは不安な面もあった」
 −かねての友人である斎藤工さんも出演している。
 「斎藤君の方が先に決まっていたので、それを知って気持ち良く参加できた。相談できる相手で仲間意識があり、そういう面では甘えさせてもらった」
 −映画の見どころは。
 「キューブという空間の中でしか映し出せない人間の内面を表した。オリジナル版はR指定があるが、この作品はどの世代が見ても面白い。普段映画を見ない人にも見てほしい」
 −舞台あいさつで地元福井に戻ってきた気持ちは。
 「この映画に携わる前に帰ってきた時には得られなかった迎え入れられるような気持ちが感じられた。それはようやく自分に自信がついてきたということだと思う。良い映画を作るたびに福井に帰って来なきゃと感じた」

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