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【スーパーGT第6戦】3度目の正直 ARTA今季V 25ポイント差の8位に浮上

2021年10月25日 10時00分

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表彰台でトロフィーを掲げる野尻(左)と福住

表彰台でトロフィーを掲げる野尻(左)と福住

24日決勝▽オートポリス(大分県)▽観衆10600人
GT500ARTAARTAの野尻智紀(32)/福住仁嶺(24)組(ホンダNSX)が、今季初勝利を挙げた。前戦SUGOを含め、今年は手にしかけた勝利を2度も逃しているが、チームが総力を挙げて雪辱した。GT300クラスはaprの嵯峨宏紀(38)/中山友貴(34)組(トヨタ・プリウスPHV)がポールtoウインを飾った。
◇  ◇  ◇
 これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすような独走だ。2位に30秒近い大差を築いたARTAのNSXがチェッカーを受けると、チームのピットは喜びとともに安堵(あんど)感に包まれた。
 「なかなか結果を残せないシーズンを過ごしてきた。前戦を終えてチームとミーティングをし、ドライバーからは言われたくないこともあえて言った。チームにもっと、もっと強くなってほしくて」。ようやく仕事を果たせた野尻は、淡々とした口ぶりでここまでの苦労を振り返った。
 今季のARTAは悔しいことが続いた。第2戦はトップを独走しながら不運が重なり、ドライバーの判断ミスで8位。前戦SUGOもポールから逃げたが、ピットインに絡むチームの判断ミスで10位に沈んだ。さらに車体調整が決まらないこともあり、前戦を終えてランク首位から40ポイント差の同13位に低迷していた。
 そんな嫌な流れも、ようやく断ち切った。福住は「優勝を待ち望んでいた方々の期待に、ようやく応えられた。僕自身は気持ち的に落ち込んだままだったが、チームや野尻選手に引っ張ってもらった」と仲間の力強いサポートに感謝した。
 レースでは2度もセーフティーカーが出る荒れた前半戦を担当したが、落ち着いて対処。4番手スタートから実質トップで野尻につなぐ重要な仕事をこなした。「この結果に満足することなく、チームの工場に通うなど、もっと高いパフォーマンスを出せるクルマに仕上げたい」。残り2戦でさらなる飛躍を誓った。
 ARTAはこの勝利で、ランク首位を走る山本尚貴(クニミツ)に25ポイント差のランク8位に浮上した。野尻は「1号車(山本)はかなりポイントを取っているので、彼らにアンラッキーなことが起きない限り、逆転は難しい。そんなことは願いたくないので、一つずつ目前のレースに全力を尽くしたい」。奇跡を信じ、一戦必勝の構えで最後まで走り切る。

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