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『マトリックス』で予選突破の芦川うらら「恥ずかしかった…」決勝で伸び伸び金メダル【世界体操】

2021年10月24日 19時42分

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女子種目別平均台で優勝した芦川うらら(左)は村上茉愛から祝福を受ける(代表撮影)

女子種目別平均台で優勝した芦川うらら(左)は村上茉愛から祝福を受ける(代表撮影)

◇24日 体操・世界選手権最終日 女子種目別決勝・平均台(北九州市・総合体育館)
 V候補らが次々と落下する波乱の展開となった女子平均台で、東京五輪代表の芦川うらら(18)=静岡新聞SBS=が予選6位から一気に金メダルを射止めた。「前日の夜から表彰式に出るイメージをしていた。私がバシッと決めたら1位になれると思った」。3位に入った村上茉愛と抱き合い、喜びを分かち合った。
 18日の予選ではジャンプ技の着地でバランスを崩した。上体を大きく反らしながらもギリギリで落下を免れた場面が、「映画のマトリックスのようだ」と注目された。芦川は「『ああ落ちるかも』と思った。あんなに耐えられたのは初めて」と言う。
 落下していれば予選落ち確実のピンチを乗り越え、決勝では解き放たれたように演技した。幅10センチの平均台上でジャンプや回転技を軽やかにクリア。最後はF難度の後方伸身宙返り3回ひねりを鮮やかに決めた。
 技の難度を示すDスコアは決勝へ進んだ8選手では最高の5.90。五輪の種目別決勝ではトータル13.733で6位だったが、14.100へジャンプアップを果たした。
 「予選で何とか耐えたおかげで今がある。芦川うららと検索すると『マトリックス』しか出てこず恥ずかしかったが、金メダルを取って消すことができる」とユーモアを交えて語った。
 静岡県富士市出身の18歳。今後は平均台のスペシャリストにとどまらず、「他の種目も強化したい」と言う。2024年パリ五輪へ、女子体操界を引っ張る存在となりそうだ。

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