本文へ移動

11安打浴びても完封 敦賀気比が星稜破り2年連続7度目の優勝【高校野球】

2021年10月24日 17時54分

このエントリーをはてなブックマークに追加
星稜打線を完封に抑えた敦賀気比の上加世田頼希投手

星稜打線を完封に抑えた敦賀気比の上加世田頼希投手

◇24日 秋季高校野球北信越大会決勝 敦賀気比6―0星稜(長野県・松本市野球場)
 敦賀気比(福井3位)が星稜(石川1位)を6―0で破り、2年連続7度目の優勝を決めた。最速144キロ右腕の上加世田頼希投手(2年)が投げては11安打を浴びながら完封、打っては適時打を放つなど投打で活躍した。敦賀気比は春を含めて3連続の北信越大会優勝。明治神宮大会(11月20~25日)に北信越地区代表として出場し、悲願の初優勝を目指す。
 敦賀気比が3連続で北信越王者となった。そのすべての優勝が決まる瞬間にマウンドにいたのが上加世田だった。この日は9回を1人で投げ抜き、11安打、6奪三振で星稜打線をシャットアウト。「死に物狂いで練習してきた成果が出た」と晴れやかな表情で語った。
 130キロ中盤の直球と制球された変化球を小気味よく投げ込んだ。1回と6回以外は毎回安打を許すもホームを踏ませない。3回には暴投で1点を先制した直後に自ら適時打を放ち、高校通算9本塁打ながら鋭い振りの打撃で自身を援護。7回には無死満塁のこの日最大のピンチを遊直併殺打、右飛で切り抜け、「(遊撃手の)米満が落ち着いてプレーしてくれた」とバックをたたえた。
 前日の準決勝・小松大谷戦では先発で6回途中6失点で降板。宿舎に戻ると、自ら東哲平監督(41)に「チャンスをください」と先発を志願した。「先輩に助けてもらい、ノンプレッシャー」だった前回までとは違い、今大会は最高学年。主将という重責も担う。「背中でチームを引っ張らないといけない。プレッシャーはあったが、精神的に成長できた」と実感。東監督も「疲れもある中で粘り強く抑えてくれた」と納得顔だ。
 1カ月後には新型コロナウイルスの影響で昨年中止となった明治神宮大会がある。敦賀気比では内海哲也(現西武)を擁した1999年と、山崎颯一郎(現オリックス)を擁した2015年の準優勝が過去最高。「優勝まで近づいていけばまた成長もできる。一戦必勝の気持ちで臨みたい」と上加世田。1勝の積み重ねの先に悲願の初優勝が待っている。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ