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「週3回のパチンコを1回にしてくれ」から始まった駿河台大と徳本監督のサクセスストーリー【箱根駅伝予選会】

2021年10月23日 21時06分

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8位入選で箱根駅伝本戦出場が決まり、歓喜する駿河台大・今井(中央)ら

8位入選で箱根駅伝本戦出場が決まり、歓喜する駿河台大・今井(中央)ら

◇23日 第98回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会(陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース=21・0975キロ)
 来年1月2、3日に行われる箱根駅伝の予選会が各校上位10人の合計タイムで争われ、1987年創部の駿河台大が10時間44分47秒の8位で悲願の本大会初出場を果たした。1位は10時間33分22秒の明大で、10時間37秒38秒の中大が2位。10時間39分32秒で3位の日体大は74年連続74回目の本大会出場を決めた。
   ◇   ◇
 創部35年目にして駿河台大がついに箱根駅伝出場を決めた。法大時代の2000年箱根駅伝1区で区間賞を獲得し、12年からチームを率いる徳本一善監督(42)は就任10年目での出場決定に「長かったような短かったような…。いろいろな思いが交錯しています」と感慨深げに喜びを語った。
 徳本監督が「まるで漫画の世界」と表現するようなサクセスストーリーだ。就任当初はたばこは吸うわ、パチンコはやるわ、さらに毎週土日に酒盛りの宴会と、とてもアスリートとは思えないような生活態度の部員もいたという。「最初は『週3回のパチンコを1回にしてくれ』と頼み込むところからスタート。それからは心理学の本を読みあさって選手との向き合い方を再考。生活習慣を変えると、どんな効能があるかエビデンスを示しながら理論的、科学的に説いた」と徳本監督。指揮官の熱が部員にも徐々に浸透し、箱根路を射止めるまでになった。
 心理学を学ぶために中学校の体育教師を昨春休職し、編入した31歳の今井隆生(4年・都立大泉)はチーム内10位の結果に「本来なら自分の背中を見せて鼓舞しなければならないのに。前で引っ張ってくれた後輩たちに感謝です」と男泣き。本大会では「最後は責任を持って、山を希望します」と山上りの5区を志願した。
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