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藤井聡太三冠が開幕2連勝!豊島将之竜王を一気に押し切る完勝劇 3つのタイトル戦では9勝3敗と圧倒【竜王戦七番勝負】

2021年10月23日 19時07分

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第34期竜王戦七番勝負第2局 シリーズ開幕2連勝し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太三冠(右)と敗れた豊島将之竜王(代表撮影)

第34期竜王戦七番勝負第2局 シリーズ開幕2連勝し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太三冠(右)と敗れた豊島将之竜王(代表撮影)

 豊島将之竜王(31)に藤井聡太三冠(19)=王位・叡王・棋聖=が挑戦する「第34期竜王戦」七番勝負第2局は23日、京都市の仁和寺で指し継がれ、最年少四冠を目指す藤井三冠が70手で勝利し、開幕2連勝とした。第3局は30、31日、福島県いわき市で指される。
   ◇   ◇
 ともに愛知県内出身の“尾張対決シリーズ”最終頂上決戦は、藤井三冠が早くも後手番でのブレークを決め、流れを大きく引き寄せた。これで初手合いから6連敗でスタートした豊島竜王との対戦成績も、10勝9敗とついに白星が先行。王位、叡王、竜王のトリプルタイトル戦に限ると9勝3敗となった。
 終局後のインタビューで、封じ手前後の形勢を聞かれ「激しい展開になったので、よく分からなかったが、うまく玉頭から攻め込む形ができればと思っていた」と振り返った藤井三冠。2連勝については「第3局がすぐにあるので、スコアは意識せず、次の対局にいい状態で臨みたい」と力強く答えた。
 一方、竜王3連覇へ向けて厳しい出だしとなった豊島竜王は「結果的にまずい将棋になった。準備不足だった」と敗戦の弁。「本局が一方的な内容だったので、まずは内容を良くできるようにしたい」と、完敗を認めつつ前を向いた。
 盤上は相掛かりを選択した豊島竜王が、8月22日の叡王戦五番勝負第4局と同じ局面に誘導すると、自身が勝った前例からあえて離れる用意の策を披露した。これに対して藤井三冠は、積極果敢な指し回しで対応。難解な局面となる中、2日目は豊島竜王の封じ手で再開した。
 次第に浮き彫りになったのは、藤井三冠の大局観の秀逸さで、ペースをつかむと波状攻撃がさく裂。最後は辛抱の時間を強いられた豊島竜王が、乾坤一擲(けんこんいってき)の攻め合いに活路を求めたものの及ばず、一気に押し切る完勝劇となった。
 持ち時間は各8時間で消費時間は豊島竜王7時間32分、藤井三冠6時間52分。終局は午後5時10分だった。

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