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乙女キクザクラの名所に 入善高生ら町中央公園に植樹

2021年10月23日 05時00分 (10月23日 05時03分更新)
入善乙女キクザクラの幼木の根元に土をかぶせる笹島春人町長(左)と尾崎仁哉さん=入善町中央公園で

入善乙女キクザクラの幼木の根元に土をかぶせる笹島春人町長(左)と尾崎仁哉さん=入善町中央公園で

 入善町で発見された新種の桜「入善乙女キクザクラ」の幼木二十四本が二十二日、町中央公園の一角に植えられた。町の新たな桜の名所をつくるのが狙いで、来年四月上旬ごろには「幼い乙女たちの並木」として花見が楽しめるという。
 入善乙女キクザクラは菊咲き性の桜で、町の国天然記念物「杉沢の沢スギ」に自生していた。花は最初は白く、少しずつピンク色に変わっていく。突然変異種のため、自然交配で増やすのが難しく、二〇一二年から入善高校農業科が町の依頼を受け、組織培養による増殖に取り組んできた。
 植樹に用意した幼木は、同校が本格的に組織培養を始めた一四年に生まれた。高さは一・二〜二メートル。幹も枝も細く、か弱く見える。
 植樹式には笹島春人町長、小川晋教育長と、増殖に取り組んだ同校農業科二年の大勢待(おおせまち)雄耶さん(16)、尾崎仁哉(まさや)さん(16)らが参加した。笹島町長が「苗木がすくすく育ち、名所になることを期待している」とあいさつ。笹島町長と尾崎さん、小川教育長と大勢待さんがそれぞれペアになって、風に揺れる乙女の根元に土を掛けた。
 大勢待さんは「先輩や多くの人の手によって、つながれてきた苗木。見る人の心を癒やす優しい木になってほしい」と話した。(松本芳孝)

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