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東山千本桜 復活へ 小松市マウンテンバイク場の里山再生

2021年10月22日 05時00分 (10月22日 10時12分更新)
サクラの植え替えを計画する嘉藤英行会長(左)ら=小松市東山町で

サクラの植え替えを計画する嘉藤英行会長(左)ら=小松市東山町で

五感で楽しむ場所に 枯れた120本植え替え

 小松市東山町の住民らが「東山千本桜」と名付け、名所づくりに取り組む同町の市マウンテンバイク場で三十一日、桜などの植樹がある。植えたものの枯れてしまったヤエザクラ百二十本を植え替えするほか、今年から香りや実の味なども楽しめる樹木も植え、視覚だけでなく五感で楽しめる里山を目指す。 (井上京佳)
 マウンテンバイク場は、一九九六年に閉鎖したごみ処分場の跡に整備された。荒れた里山を再生しようと、町内の有志らでつくる「東山里山自然の森構想推進委員会」を中心に、「東山千本桜」計画を進め、昨年十一月に計千本のサクラの植樹を完了した。住民らは草刈りや肥料を与えるなど世話をしてきたが、水はけの悪い粘土質の土壌で、百二十本が枯れてしまい、植え替えを決めた。
 三十一日は、公益財団法人「日本花の会」(東京)から苗木の提供を受け、ピンクの花を咲かせるヤエザクラ三品種計百二十本を植える。住民や小松、小松青雲両ライオンズクラブなどから百人が参加する予定。化学素材メーカーの小松マテーレ(能美市)も協力。同社の土壌改良材を使って、土の通気性や保水性を改善する。生育が良ければ、桜は植えてから三年後に花を咲かせるという。
 五感を楽しむ里山づくりとして、サンショウやキンモクセイなど八種類十五本も植樹する。来年以降、アケビやヤマブドウ、ザクロなども植える予定。
 同委員会の嘉藤英行会長(72)は「昨年、皆さんの協力で植えた木が枯れてしまい忍びない。将来市民が集まり散歩を楽しめるような場所にしたい」と話す。

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