【ヤクルト】高津監督がミスから大逆転負けも「ミスを恐れてグラウンドに立つな」全力プレーで歓喜の瞬間目指す
2021年10月21日 22時49分
◇21日 ヤクルト7―11広島(神宮)
6年ぶりのリーグ制覇へ押せ押せムードのヤクルトが、塩見泰隆外野手(28)の痛恨ミスをきっかけに信じられないような大逆転負けを食らった。3点リードの7回無死一、二塁。広島・宇草が放った中堅への打球を塩見が後逸。宇草まで生還を許して同点となると、流れが一気に変わった。
その後も失点を重ね、この回だけで7失点。「ミスがあると失点につながっていく。ひと踏ん張り、どこかで一つアウトを取れていれば」。まさかの展開を振り返った高津監督は無念の表情で声をしぼり出した
打線は2点を追う3回に村上の適時二塁打で21イニングぶりに得点。若き主砲が7試合ぶりの打点で攻撃陣の金縛りを解いた。2点を追う4回に一挙5得点。代打・川端、山田の適時打で勢いづくと、村上が2死満塁の絶好機で走者一掃の二塁打を放った。
これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らした村上は4打点の荒稼ぎで今季111打点目。リーグトップ112打点の巨人・岡本和に1打点差まで肉薄。これまでの6戦でわずか2安打だった主役が復活した。それだけに悔やまれる塩見のミスだった。
マジックは3のまま。優勝決定は最短で23日だ。「もう先は見えているので全力で戦うだけ。負けること、ミスを恐れてグラウンドに立つなんて絶対にしてほしくない」。歓喜の瞬間へ指揮官がナインに求めたのは、これまで通りの全力プレーだ。
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