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あんぽ柿加工センター稼働 南砺、年間40万個生産へ

2021年10月21日 05時00分 (10月21日 09時59分更新)
皮むきした柿を棚に並べる女性たち=南砺市高宮の富山あんぽ柿共同加工センターで

皮むきした柿を棚に並べる女性たち=南砺市高宮の富山あんぽ柿共同加工センターで

中東や欧州へ輸出期待

 五月に南砺市高宮に完成した富山あんぽ柿共同加工センターが二十日、稼働を始めた。遊休化した畑の栽培を一手に引き受け、センターであんぽ柿に加工、出荷する。年間四十万個のあんぽ柿を生産する。(広田和也)
 あんぽ柿は、水分を生の実の35%程度まで干した柔らかく、ジューシーな干し柿。地元の柿農家でつくる農事組合法人が、担い手不足で耕作できない遊休畑の解消と品質の均一化、輸出拡大に向けてセンターを整備。鉄骨平屋建て千二百五十平方メートルで、皮むき、殺菌、乾燥、計量・包装の各室を設けた。総事業費は約四億七千万円。
 稼働初日は職員ら二十人ほどが機械や手作業で柿の皮をむき、棚に並べていった。柿を一週間ほどかけて殺菌、乾燥し、出荷する。
 南砺市のあんぽ柿、干し柿は中国や台湾で人気が高く、今後は中東や欧州への輸出も期待される。センターの管理を担う太田寿美さん(54)は「南砺市が誇るあんぽ柿の魅力を世界に発信する拠点にしたい」と話した。

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