本文へ移動

小野武彦ら「同期」3人が主役 東京で「にんげん日記」上演

2021年10月21日 05時00分 (10月21日 05時00分更新)
舞台「にんげん日記」の稽古場で取材に応じる(左から)高橋長英、小野武彦、村井国夫

舞台「にんげん日記」の稽古場で取材に応じる(左から)高橋長英、小野武彦、村井国夫

 終戦から四年後、老朽化した休業中の銭湯で繰り広げられる温かな人間模様を描く舞台「にんげん日記」が二十七〜三十一日、東京・紀伊国屋ホールで上演される。主役の三人はかつて俳優座養成所で同期だった高橋長英、小野武彦、村井国夫だ。
 戦地から孫の復員を待つ銭湯「月乃湯」の主人の元にある日、主人の幼なじみ二人が現れる。さらに孫のいいなずけとその母親が登場し…。五人の喜怒哀楽がにぎやかに、切なく描かれていく。
 一九四九(昭和二十四)年という時代設定を小野は「国も人間も再生に向かっていた時代。戦争の影響を受けたことで、平穏な日常では出にくい人間のさががストレートに出やすいのでは」と考察する。
 三人ともに幼少時代から銭湯に通った経験があり、村井は「銭湯はある種のコミュニティー。帰りがけに近所の人がご飯を食べさせてくれたよ」。小野は「文字通り裸の付き合い。地域の人たちが来るから知らない人はいなかったね」。高橋は「お風呂が広くて、子ども心に行くのが楽しみだった。時々牛乳を飲んだな」。各自の思い出を持ち寄り、作品に生かすよう提案している。

関連キーワード

おすすめ情報