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【AKI猪瀬コラム】レッドソックス指揮官も絶賛「加入が大きな転機に」淡白な打線を変えたシュワーバー

2021年10月20日 05時00分

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レッドソックス・シュワーバー(AP)

レッドソックス・シュワーバー(AP)

 両リーグのスタイルの違いが、はっきりと出ているリーグ優勝決定シリーズになっています。指名打者制のア・リーグは予想通りに壮絶な打ち合い。ナ・リーグは、投手戦をベースにした接戦です。ア・リーグでは、レッドソックスの攻撃陣が歴史的な破壊力を発揮しています。新記録となる1試合2本を含む、同一シリーズ記録となる3本の満塁本塁打。6試合連続2桁安打は同一シーズン最長記録で、ポストシーズンの6試合期間での17本塁打は新記録など、さまざまな記録を更新しながら、リーグ優勝に向け戦っています。ちなみにリーグ優勝決定シリーズ第3戦終了時点でレッドソックスのポストシーズン得点は57。これは、リーグ優勝決定シリーズ第2戦まで消化したドジャースとブレーブスの両チーム合計得点47を上回っています。
 第3戦を大勝したレッドソックスのコーラ監督は「攻撃面では、パーフェクト・ゲーム。レギュラーシーズンを含めても最高の試合だった」とコメント。そして、攻撃陣の好調の要因を問われて「シュワーバーの加入が攻撃陣の大きな転機になった」。7月29日にナショナルズから移籍して来たシュワーバーは、相手投手に数多くの球を投げさせるなど、粘り強い打席を披露。その姿に触発されたレッドソックス打線は、初球を打って1アウトのような淡泊な打席が激減。8月13日以降、リーグ10位だった出塁に占める四球の割合7.8%がリーグ1位となる9.7%に向上し、出塁率もリーグ5位の3割2分2厘からリーグ2位の3割4分6厘となった。コーラ監督によれば「われわれは、四球を多く選ぶチームではなかったが、シュワーバーのスタイルを全員がお手本にした。その結果、われわれの攻撃陣は、さらなる進化をとげることができた」
 一方のナ・リーグは、ブレーブスが2試合連続サヨナラ勝ち。ブレーブスの素晴らしい戦いぶりはもちろんですが、劇的勝利の陰の立役者は、ドジャースのロバーツ監督の迷走投手起用になるでしょう。前年覇者のドジャースは、昨季もブレーブス相手に2連敗スタートだったので、この先は、ロバーツ監督の迷走采配を封印するためにも選手の今まで以上のパフォーマンスが必要になって来るでしょう。(大リーグ・アナリスト)

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