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【富山】座れる防災箱 南砺・波多巌木工所が製作 

2021年10月19日 05時00分 (10月19日 09時59分更新)
木目を生かしてインテリアになじむようにした防災箱=富山県南砺市で

木目を生かしてインテリアになじむようにした防災箱=富山県南砺市で

非常食備蓄 家具と調和

 跳び箱や平均台など木製運動具を手掛ける「波多巌(はたいわお)木工所」(富山県南砺市)は、普段はいすとして使える災害用備蓄箱「bosaibako」を製作した。少子化で運動具の需要減少が見込まれる中、新たに個人向け商品をと企画した。来年夏ごろの発売を目指す。(高岡涼子)
 非常食や水は定期的に中身を入れ替える必要があるが、押し入れの奥にしまったまま放置し、いざという時にすぐに取り出せない家庭も多い。そこで波多雅一社長(56)は「日常生活でも使える備蓄箱を」と思い付いた。
 防災士の資格を持つデザイナー・三島大世さんと共同で開発。温かな木目が特徴で、インテリアとして周囲の家具になじむ。高さは四十二センチ、幅、奥行きは三十二センチ。富山県産スギと、岐阜県産ヒノキの二種類を用意する。
 災害発生から支援が行き届くまでかかるとされる三日間の非常食を二人分収納できる。プラスチックのケースと異なり、木が湿度を調節するためカビが発生するリスクも減る。
 運動用具を製造する技術を応用し、板を貼り合わせて木のゆがみを抑え、底面には跳び箱の踏み切り板に使われている滑り止めを使用した。滑りづらく、床に傷も付きにくい。
 波多社長は「富山の木工技術を生かして防災に役立てたい」と話す。

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