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南加賀イノシシ肉 あす発売 小松の「加賀の国」豚熱からようやく

2021年10月19日 05時00分 (10月19日 10時04分更新)
今秋から販売されるイノシシ肉=小松市のジビエ アトリエ 加賀の国で

今秋から販売されるイノシシ肉=小松市のジビエ アトリエ 加賀の国で

 北陸最大規模の獣肉処理加工施設「ジビエ アトリエ 加賀の国」(小松市江指町)が二十日、南加賀で捕獲したイノシシ肉の販売を開始する。同施設完成後に豚熱(CSF)が発生し、本格稼働をしていなかったが、検査で陰性の個体に限り出荷ができるようになった。施設の担当者は「南加賀の新たな特産として、ジビエを安心しておいしく食べてもらえたら」と話す。
 施設は小松、加賀、能美市、川北町でつくる南加賀広域圏事務組合が運営する。従来処分していたイノシシを、グルメ食材として有効活用しようと、農林水産省のジビエ利用モデル地区として、国からの交付金を活用して建設。二〇一九年六月に完成した。
 同年夏に初出荷が期待されていたが、豚熱発生によってイノシシの搬入ができなくなった。農水省が今年四月、PCR検査で陰性を確認したイノシシは出荷できるよう新たな手引きをまとめたことから、ようやく本格出荷が可能になった。
 現在は捕獲数が十分でないため、当面は飲食店向けに冷凍のブロック肉を販売する。既に小松市や金沢市の料亭やフランス料理店などから問い合わせがある。一般消費者には十一月下旬から、月一回の店頭販売を見込む。ミンチ肉は百グラム当たり約二百七十円〜、スライス肉は約四百五十〜八百四十円を予定している。
 同施設の福岡大平さん(30)は「一般の方に届くのはまだ先だが、飲食店を通して南加賀産のおいしいジビエを味わってほしい」と期待している。 (坂麻有)

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