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「格差と競争」共感と抵抗 韓国ドラマ「イカゲーム」大ヒット

2021年10月18日 05時00分 (10月18日 14時59分更新)
「イカゲーム」の1シーン。失業者や外国人労働者らが死闘を展開する=ネットフリックス提供

「イカゲーム」の1シーン。失業者や外国人労働者らが死闘を展開する=ネットフリックス提供

  • 「イカゲーム」の1シーン。失業者や外国人労働者らが死闘を展開する=ネットフリックス提供
  • 世界的ブームとなっている韓国ドラマ「イカゲーム」のポスター=ネットフリックス提供
 韓国の格差社会で経済力や地位を持たざる人の死闘を描いたドラマ「イカゲーム」が、動画配信サービス「ネットフリックス」で九月十七日に公開されてから一カ月、世界的なヒットを続ける。凄惨(せいさん)な暴力表現が続くドラマが、なぜ人気なのか。ソウルで話を聞き進めると、現実の生活苦にあえぎ、作品に抵抗感を覚える人も見えてきた。 (ソウル・相坂穣)
 「ムクゲの花が咲きました」。少女の形をしたロボットの人工的な声で、殺人ゲームの幕が開く。日本の「だるまさんが転んだ」の韓国版の遊びで、ロボットが振り向いた時に動いた人たちが次々に銃殺される。
 「子どもの遊びが持つ『純真さ』と、『死』の不一致が与える驚き。舞台装置の非現実性と、意図的に使われた粗悪な音楽がかみ合って、残酷さを非現実的なものにしている」。韓国の江南(カンナム)大グローバル文化学部の姜由ジョン(カンユジョン)教授は分析する。
 タイトルは、イカのような絵を地面に描いて行う韓国の昔ながらの子どもの遊びの名に由来する。謎の仮面集団が支配する孤島に失業者や脱北者、外国人労働者、末期脳腫瘍の老人、暴力団員など事情を抱えた人が集合。緑色のそろいのジャージ...

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