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敦賀気比が4強入り 北越にコールド勝ち

2021年10月18日 05時00分 (10月18日 10時03分更新)

北越−敦賀気比 1回裏敦賀気比1死三塁、春山が先制の左犠飛を放つ=長野県の松本市野球場で

 来春の甲子園出場につながる第145回北信越地区高校野球大会は第2日の17日、長野県松本市野球場などで準々決勝4試合が行われ、敦賀気比(福井3位)が2年連続で4強入りした。大会は23日に同球場で準決勝2試合が行われ、敦賀気比は小松大谷(石川2位)と対戦。勝てば、甲子園出場に大きく前進する。
 ▽準々決勝 (松  本)
北越(新潟1位)
0001001―2
122014x―10
敦賀気比(福井3位)
 (七回コールドゲーム)
(北)山倉、西潟、山田−宇野
(敦)上加世田、清野、桶谷−渡辺
本塁打 伊藤(敦)
 ○…打線がつながった敦賀気比が北越を圧倒した。
 敦賀気比は一回、1死三塁から春山の左犠飛で先制。二回は2死一塁で伊藤が左越え本塁打を放った。三回は石原の右前打と岡村の右犠飛で突き放し、六回は2本の長打と3単打で4点を挙げた。
 先発の上加世田は7安打を浴びるも1失点。二回は先頭打者に二塁打を浴びたが無失点で切り抜け、リズムを生んだ。

 好調な打線 支える2人

 早々と、敦賀気比が先手を取った。一回1死三塁。三番の春山陽登(あきと)は初球から勢いよくバットを振り、2球目で捉えた。左翼へ大きな飛球を打ち上げ、走者を迎え入れた。
 試合の大勢が決まった三回は、五番の石原幹太が粘る。追い込まれてから5球ファウルで逃れ、右前打で4点目。「僕には絶対チャンスで回ってくる。なんとか一本をと思っていた」
 春山と石原。主砲でエース、主将でもある上加世田頼希(うえかせだらいき)の前後を担う二人には共通の思いがある。「僕らで助けてやろうと。引っ張っていく意識」と春山。前チームから四番を任される大黒柱が徹底的にマークされる中、県大会を含めた打率は、春山が圧巻の6割超えで石原が5割7分1厘、チーム最多の14打点。好調な打線を支えている。
 上加世田は感謝する。「二人がいてくれるから、重圧がなくなった」。八強入りした夏の甲子園以降、経験に乏しいチームを引っ張る重責を担い、快音を失った。寮では夜に一人で過ごす時間も増えた。それでもこの日は3安打。鋭い打球が内野の守備網を破った。「つなぐ、つなぐ意識だった」と、かつての輝きを取り戻しつつある。
 二年前の夏から続いた県大会の連勝記録は途絶え、3位で今大会に滑り込んだ。二年連続で四強に進めた理由は新戦力の台頭だ。「公式戦を知らなかった僕たちは、思い切りやるだけ」。歯切れよく、春山が言った。 (谷出知謙)

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