日大WTB水間夢翔、女子ユース候補の妹から刺激 先に日本一に輝くのはどちらか【関東大学ラグビー】
2021年10月17日 20時08分
◇17日 関東大学ラグビー リーグ戦グループ 日大31―0大東大(東京・日大稲城グラウンド)
昨季リーグ戦ではチーム最多の8トライを挙げた日大のWTB水間夢翔(ゆうと、3年・佐賀工)だが、今季は相手の徹底マークに遭い、3戦を終えてまだ1トライのみ。この試合では前半終了直前にトライチャンスがあったが、直前にスローフォワードがあり幻に。本人も「なるべく声をたくさん出して(パスを出すよう)呼んでいるんですが、なかなかそういうシーンがなくて…」と不完全燃焼気味だった。
そんな水間に刺激を与えるのが妹の活躍。妹の美夢音(みゅう)は佐賀工ラグビー部女子チームの3年生で、ポジションはSH。日本協会の女子15人制ユースチーム候補の1人でもあり、次週(23~24日)には埼玉・熊谷ラグビー場で開かれるU―18全国女子セブンズに出場する。佐賀工は関東学院六浦(神奈川)とともに優勝候補の一角とに数えられている。
「妹とは小学生のころ、一緒に中学生チームの練習に行って、タッチフットをしたりした覚えがあります。大会に出るからには、日本一を取っていただきたいです」
兄は少し恥ずかしそうに妹にエールを送った。佐賀工は元日本代表の五郎丸歩さんら名選手を輩出しながら、いまだ日本一には届いていない。男子より先に女子が、そして兄より先に妹が、日本一を取るかどうか。
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