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【石川】2年半ぶり 掘り出し物探し 能美で「九谷茶碗まつり」

2021年10月17日 05時00分 (10月17日 13時04分更新)
品定めをする来場客でにぎわう会場=16日、石川県能美市で

品定めをする来場客でにぎわう会場=16日、石川県能美市で

 明治時代から続く九谷焼の一大行事「九谷茶碗(ちゃわん)まつり」が十六日、石川県能美市の根上総合文化会館と九谷陶芸村を主会場に、二日間の日程で始まった。新型コロナウイルス感染症の影響で中止や延期を余儀なくされ、対面での開催は約二年半ぶり。入り口での検温や手指消毒など感染対策が取られる中、一万五千人(主催者発表)の家族連れらが買い物を楽しんだ。
 会場は「三密」を避けるため分散され、九谷焼の窯元や卸業者らが根上会場で二十二店、陶芸村会場で十二店を開設。市内の五つの販売店も会場となった。来場客は、特別価格で並ぶ飾り皿や招き猫、小鉢などから掘り出し物を見つけようと、熱心に品定めした。
 婚約している同県小松市の会社員東中川翔一さん(37)と京都市の会社員奥谷紗世(さよ)さん(33)は新生活のために皿やマグカップを購入。奥谷さんは「人がたくさん集まるイベントは中止ばかりだったので、にぎわっている所に来るのは久々で楽しい」と話した。
 まつりは、九谷焼産業の基礎を築いた江戸後期の名工、斎田道開(さいだどうかい)の遺徳をしのんで始まり、今回で百十二回目。例年は五月の大型連休中に三日間開かれ、二十万人前後が訪れるが、昨年は中止となり、今年も五月の予定が延びていた。

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