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18歳での序列の“4年後”は…中日・伊藤、根尾、岡林ら高卒入団の逸材たち 同学年に見せてほしい『プロの姿』

2021年10月17日 11時05分

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甲子園出場の報告に訪れた中京大中京の(前列左から)今村陽一部長、伊藤康祐主将、(後列左から)大竹有二校長、高橋源一郎監督、鵜飼航丞副主将=2017年8月

甲子園出場の報告に訪れた中京大中京の(前列左から)今村陽一部長、伊藤康祐主将、(後列左から)大竹有二校長、高橋源一郎監督、鵜飼航丞副主将=2017年8月

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇16日 ヤクルト3―5中日(神宮)
 11日のドラフト会議で、僕は中京大中京にいた。畔柳亨丞が日本ハム5位指名。高橋源一郎監督に話を聞きながら、中日2位指名の鵜飼航丞(駒大)にも触れてみた。すると、ため息交じりにつぶやいた。
 「良かったです。でも康祐もいますから。康祐は大丈夫なんでしょうか?」。恩師とはこういうものだと改めて知った。康祐とは伊藤のこと。ともに教え子。2017年夏の甲子園に、伊藤は「1番・中堅」で、鵜飼は「4番・一塁」で出場した。伊藤はドラフト5位で直接のプロ入り。鵜飼は東都リーグで腕を磨き、同じ土俵に立つ。1位・ブライト健太(上武大)も6位・福元悠真(大商大)ともども右打ちの外野手。高橋監督が案じたのもそこである。
 実力の世界は残酷だ。18歳での序列が、4年後も保たれているとは限らない。この世代で言えば、18歳では清宮(日本ハム)や中村奨(広島)がトップランナーだったが、今は村上(ヤクルト)が独走している。そこに来季からは大卒組が参戦するというわけだ。
 先の高橋監督の言葉に、僕は「来季が正念場ですね」と答えるのが精いっぱいだった。そのドラフトから3日後(14日)のヤクルト戦で、先発起用された伊藤だが、2打席連続見逃し三振。次の打席では代打を送られ、当初の予定通りとは聞いたが根尾と入れ替わりで宮崎へ飛んだ。一方、鵜飼は同じ日に決勝2ラン。彼らの恩師の顔を思い浮かべながら、能力の評価や育成の難しさをしみじみと考えた。
 スカウトが見定めた逸材たち。伊藤は4年間で1軍54打席(7安打)、2軍では1034打席立っている。野球漬けの4年間が、大学での4年間に負けていいはずがない。伊藤の1学年下が根尾で、2学年下が岡林。彼らの活躍でヤクルトを止めた。そして、彼らの同学年も、大学や社会人で鍛えている。数年後には戦う。「これがプロだ」。そんな姿を見せてもらいたい。
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