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【中日】根尾昂、初遊撃スタメンに同点打と躍動も…悔しい申告敬遠直後の三振 「絶対来年やり返す」

2021年10月17日 06時00分

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ヤクルト―中日 5回表2死二塁、根尾が中前に同点打を放つ。投手石川

ヤクルト―中日 5回表2死二塁、根尾が中前に同点打を放つ。投手石川

◇16日 ヤクルト3―5中日(神宮)
 中日・根尾昂内野手(21)が1軍昇格即スタメンで同点適時打を放った。16日のヤクルト戦(神宮)の5回、中前安打で同点を呼び、逆転勝利に貢献した。
 プロ野球人生の新章に、根尾が突入した。79試合目で初めて、待ちに待った遊撃でのスタメン。球場入り前のミーティングで告げられ、燃えた。
 「ずっとショートで出るのを目標に、そこでチームの勝利に貢献することを、僕のステップとして目指してきたので。このチャンスをモノにできるようにと」
 まずは後半戦の2軍暮らしの成果を、バットで示した。0―1で迎えた5回2死二塁の第3打席、1ボール1ストライクからヤクルトの先発・石川の内角直球を、力みなくセンター返し。7月12日の広島戦(マツダ)以来、3カ月ぶりに「H」のランプをともす同点打となった。逆転劇を呼びフル出場。今季ここまでわずか1勝の鬼門神宮で、白星締めの主役になった。
 開幕スタメンをつかんだ3年目の今季、試合前まで打率1割6分9厘。この1本で満足できるわけがない。一塁上でも表情は崩さない。直後の守備に就く前、左翼席からの祝福の拍手にもほぼ無反応。まだまだアピールし足りない。
 8回の第5打席では、眼前で代打A・マルティネスが申告敬遠され、自身はあえなく空振り三振。「悔しさはもちろんありますし、絶対来年やり返すという気持ちをもって取り組みたい」と口元を引き締めた。
 21歳。遊撃守備では、まだまだ青い面も出た。2回無死一、三塁からの二ゴロ併殺では、余裕十分のタイミングながら一塁送球がショートバウンド。7回には邪飛を深追いし過ぎて捕れず、フェンスにぶつかる場面もあった。
 反省だらけでも、まずは努力が実った。休日も午前中から、中日屋内練習場で打球音を響かせた。早出特守も常連。中学の「飛騨高山ボーイズ」時代と変わらない練習の虫の姿があった。
 中3では、アップシューズを1カ月に1度、普通の数倍のペースで新調した。早朝の素振りや夜のランニングなどの猛練習に、道具が耐えられなかった。後輩の間では「昂さんでも、これくらいやっていたんだ」と合言葉代わりになっている。
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