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参院補選 政策アンケート <6>憲法・多様性

2021年10月17日 05時00分 (10月18日 09時50分更新)
 今回の選挙は多様性も争点の一つ。現在の民法では、結婚時に夫または妻のいずれかが、姓を変える必要がある。どちらでもいいが、現実には圧倒的に夫の姓を選び、妻が姓を変えるケースがほとんどだ。ただ、家族や生き方の多様化などを受け、夫婦が希望すれば、結婚前の姓を名乗れる「選択的夫婦別姓」制度を導入するべきだとの議論が続いている。

◆選択的夫婦別姓 考えは

 制度導入について、無所属新人の山崎真之輔さん(40)=立憲民主、国民民主推薦=と共産新人の鈴木千佳さん(50)は「賛成」を選んだ。

◆山崎さん 「不利益の改善必要」

 山崎さんは、現制度下で圧倒的多数が夫の姓を選択している現状を指摘し、「女性がさまざまな場面で不利益を被っている状況は改善する必要がある」と主張した。

◆鈴木さん 「氏は個人の人格権」

 鈴木さんは、法律婚で別姓を選べないのは世界でも日本だけという現状を挙げ、「氏は個人の人格権を構成し、不本意に変更を迫られるものではない」と指摘。「選択肢拡大は個人への最低限の権利保障」とした。

◆若林さん 「制度のあり方検討」

 一方、自民新人の若林洋平さん(49)=公明推薦=は「どちらでもない」と回答。「氏を改めることによる不利益を解消し、個人の活躍を進めるため、具体的な制度のあり方の検討を進めるべきだ」とした。
     ◇
 「憲法改正」の必要性を聞いたところ、三人は意見が分かれた。
 若林さんは選択肢は選ばず、理由の記述だけで回答。「九条一項(戦争放棄)と二項(戦力不保持)を維持した上で、自衛隊を明記する。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の三つの基本原理は堅持し、早期の改正を目指す」とした。
 山崎さんは「九条は手をつけず、それ以外で改正が必要」を選んだ。「九条は改正に十分な国民の合意がとれていない」との認識で、それ以外は「戦後七十年以上が経過する中で、必要な改正議論は否定すべきでない」と主張した。
 鈴木さんは「必要ではない」と回答。理由として「憲法の平和、民主、人権条項は世界の憲法の中で先駆的意義をもっている」と指摘。「とりわけ九条にもとづく平和主義は現在の世界でますます輝いている」とした。 =終わり

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