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おもてなし拠点本格着工 福井駅東口 新幹線乗り場近く 観光をアピール  

2021年10月16日 05時00分 (10月16日 09時56分更新)

北陸新幹線福井駅舎(中央)の隣で本格化した観光交流センター(仮称)の建設工事=15日、福井市手寄1で


 二〇二四年春の北陸新幹線開業に向け、福井市の「北陸新幹線福井駅観光交流センター(仮称)」の建設が、JR福井駅東口で本格化した。県内の観光スポットや名産の魅力を新幹線利用者にアピールする「県都のおもてなし拠点」で、市民の憩いや交流の場にもなる施設。完成は二三年一月下旬を見込む。 (北原愛)
 工事は前田建設工業と西田建設、竹野組の特定建設工事共同企業体(JV)が施工。九月に着工し、高架に降った雨水を足羽川へと流していた専用管の不要部の掘り起こしや撤去を進めていた。今月十二日に基礎杭(ぐい)の打設を始め、新築工事が本格着工した。

1階の「屋内広場」と2階の「展示・交流スペース」をつなぐ「階段広場」のイメージ

新幹線の発着が間近で見学できる開放的な「屋上広場」のイメージ


 事業費は八億七千五百六十万円。鉄骨二階建て延べ千六百三十平方メートルで、新幹線駅舎と東口交通広場の間に建設する。一階には新幹線駅のコンコースとつながる屋内広場、県と共同で運営する観光案内所を設ける。二階はカフェや展示・交流スペース。一、二階を目玉となる「階段広場」で結ぶ。屋上には新幹線の発着が間近で見学できる広場を整備する方針。
 市新幹線整備課では、指定管理者制度による運営を想定し、民間事業者の意見や提案を対話で聞き取る「サウンディング型市場調査」を三月に実施。県内外の六事業者から、階段広場を活用したコンサートやイベントの開催、二階での大型ビジョンを使った観光情報の発信などの提案があった。厨房(ちゅうぼう)スペースの拡張や屋内広場のコンセント増設などハード面の要望もあり、建設段階から反映させていく。

 ホテル・オフィス棟着工三角地帯A街区


 JR福井駅西口の再開発エリア・通称「三角地帯」東側のA街区で十五日、県内最高層の二十七階建て(高さ百二十メートル)となる「ホテル・オフィス棟」が着工した。二〇二四年春の開業を目指す。工期前倒しに向けた工事ヤード拡張のため、福井駅前電車通りに面したA街区南側の歩道が十一月から通行止めとなる。
 事業主体となる「福井駅前電車通り北地区A街区市街地再開発組合」の理事会が十四日に開かれ、新築工事に関する契約締結を正式承認。昨年十月から続く既存建物の解体・撤去工事と並行し、新築工事が始まった。施工は竹中工務店と村中建設、長谷工コーポレーション。歩道の通行規制時期については、市中心部でのイベントやキャンペーンの開催を考慮し、地元商店街と協議していた。
 A街区の事業区域は一・三ヘクタール。再開発ビルは延べ七万五百四十平方メートルで、米ホテルチェーン大手のマリオット・インターナショナルが進出を予定する「ホテル・オフィス棟」と「駐車場棟」「住宅棟」の三棟で構成される。残る二棟の着工は来年一月以降の見通し。総事業費は四百七億円。各棟一階を商業施設でつなぎ、屋内外に三つの広場を設けるなど回遊性に配慮している。 (北原愛)

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