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富山の情景 和紙写真集に 林治さん 23枚「ストーリー性表す」

2021年10月16日 05時00分 (10月16日 09時49分更新)
和紙写真(右上)の作品を収録した写真集を出版した写真家の林治さん=15日、富山市で

和紙写真(右上)の作品を収録した写真集を出版した写真家の林治さん=15日、富山市で

ロシアで展示作品も収録

 富山市新根塚町の写真家林治さん(62)が、立山連峰や日本海の情景写真二十三点を収録した写真集を製作した。手すき和紙に印刷し「和紙写真」として、ロシアの美術館で展示されている作品もある。林さんは「一枚、一枚を写真集にすることで世界観やストーリー性を表せた」と手応えを語る。 (村松秀規)
 写真集はA4判で全四十ページ。標題は空気感や光を表現する自身の撮影テーマから着想を得て、海外に向けて日本をアピールする狙いから「日出ずる国」を英訳した「ランド・オブ・ザ・ライジング・サン」とした。富山市街地に差し込む光芒(こうぼう)や雨晴海岸の女岩など、テーマに沿って撮影した力作を紹介している。
 この中には林さんが所属する日本和紙写真協会(大阪府、田中伸明代表)の取り組みで、七月から二カ月間、ロシア・オレンブルク州のオレンブルク美術館で和紙写真として展示された作品もある。
 十色の顔料を出力する最先端のプリントマシンで手すき和紙に印刷された林さんの情景写真は、深みや精密性が増し、まるで絵画のように見える。関係者によると、会場では特に富山で見られる光芒に驚嘆し、作品の前で記念撮影する人が多くいた。
 写真展は好評で、州内の別の美術館で続く。この一環で、林さんを含む会員十一人が、それぞれ写真集を出すことになった。
 自身の作品が好評を得たことに林さんは「立山をはじめ、富山の情景は海外でも通用するんだなといううれしさがあった」と語る。来年はロシアを訪れ、現地の写真家と撮影に出掛けることを計画しているといい「さらに腕を磨いていきたい」と話す。
 写真集は一冊千五百円(税込み、送料別)。問い合わせは、電子メール=oh@osa.att.ne.jp=へ。

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