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井上岳志、世界1位のティム・チューと11・17対戦 大番狂わせへ「こんなチャンスは2度とない」【ボクシング】

2021年10月15日 19時16分

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世界1位との対戦を発表した井上岳志(中)とワールドスポーツジム斎田会長(左)、スパーリングパートナーとして同行する竹迫(ワールドスポーツジム提供)

世界1位との対戦を発表した井上岳志(中)とワールドスポーツジム斎田会長(左)、スパーリングパートナーとして同行する竹迫(ワールドスポーツジム提供)

 ボクシングのワールドスポーツジムが15日、オンラインで会見し、所属するWBOアジアパシフィック・スーパーウエルター級王者でWBO同級7位の井上岳志(31)が、11月17日にオーストラリア・シドニーのクードスバンク・アリーナでWBO同級1位ティム・チュー(26)=オーストラリア=と対戦すると発表した。チューは元3団体統一スーパーライト級王者コンスタンチン・チューの息子で19戦全勝(15KO)のスーパースター候補。17勝(10KO)1敗1分けの井上は敵地で大番狂わせを狙う。
 ◇    ◇   ◇
 ミドル級の1つ下の世界的人気階級で、日本人がトップ中のトップに挑む。WBO1位チュー。左右の強打でKOの山を築き、オーストラリアではすでに並の世界王者をしのぐ人気を集め、米国でも注目の選手だ。
 ジムを率いる斎田会長には自信があった。「約1年前から対戦できるかもという話があり、映像を見たら『勝てる』と。それからずっと交渉を重ねてきました」と、念願の対戦だったという。井上も「かみ合うと思う。見ている人の度肝を抜かしたい」と胸を張った。
 秘策の一つは右ストレート。チューは体の強さで押し込み、左右のフックを強振するのが必勝パターンだが、その内側を直線的に射抜くつもりだ。斎田会長が「フィジカルは世界一」と太鼓判を押す体の強さもあり、簡単に押し込まれるつもりはない。
 井上は2019年1月に米テキサス州で当時のWBO同級王者で無敗のムンギア(メキシコ)に挑み12回判定負けした。ぐらつく場面もなく、最後まで王者を追い続ける姿は海外でも高く評価されたが、パンチの正確さで及ばず、判定で大差がついた。
 「あの時のように善戦できて良かったとか言っている場合じゃない。こんなチャンスは2度とないと思う。全力をかけて臨んで、しっかり結果を出したいと思います」と井上は唇を結んだ。
 今回の試合にはチューの保持するWBOグローバル王座(日本未公認)も懸けられる予定。井上は、チューの地元シドニーの最大2万人収容アリーナで、世界ボクシング界のトップ戦線に躍り出る。
 ▼井上岳志(いのうえ・たけし) 1989年12月1日生まれ、東京都足立区出身の31歳。身長173センチ。駿台学園高でボクシングを始め、法大へ進学。2007年国体を制しアマ通算39勝(21KO)16敗。14年のプロデビュー戦は引き分けたが、以降は連勝を重ね、17年4月に日本スーパーウエルター級、同11月に東洋太平洋・WBOアジアパシフィック同級タイトルを獲得。3王座を返上して臨んだ19年1月のWBO同級王者ムンギア(メキシコ)戦は判定負けしたが、同8月の再起戦でWBOアジアパシフィック同級王座を奪回した。17勝(10KO)1敗1分けの右ボクサーファイター。

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