本文へ移動

<球心> 勝野、進化へ過去と決別

2021年10月15日 05時00分 (10月15日 05時01分更新)
中日−ヤクルト 6回1失点の先発・勝野

中日−ヤクルト 6回1失点の先発・勝野

 縮こまっていた自分と決別するように、思い切り腕を振った。五回2死二、三塁。先発勝野がフルカウントから投じた8球目のフォークに、塩見のバットが空を切る。この日、最大のピンチを脱した。
 1点リードされて迎えたこの回、2死一塁から原を追い込んだ後の変化球が浮いた。三塁線を破られる二塁打で、傷口を広げる。失投を投手に捉えられ、押し切られてもおかしくない場面で、首位チームを引っ張る1番打者に一歩も引かなかった。6回1失点。勝ちは付かなかったが「今季初めて自分の投球ができたので良かった」と満足げに振り返った。
 「1年間ローテーションを守る」と臨んだ今季。前半戦は14試合に先発したが3勝止まりで、東京五輪中断中の「エキシビションマッチ」で打ち込まれ2軍落ちした。9月に昇格したが結果が出ず、再びファームで指導を受け「結果ほしさに制球を重視して、小さくなっていた」と気付いた。「躍動感を出して本来の球の強さでしっかり勝負する」と言い聞かせて、後半戦2度目のマウンドに立った。
 与田監督は「久しぶりの1軍で見事な投球だった」と評価した上で、期待を口にした。「いかに失点を少なく、リズムよく投げるか。来季は規定...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

スポーツの新着

記事一覧