本文へ移動

県岐阜商・ 難聴の障害を持つ1年生右腕・山口恵悟が無失点デビュー エンゼルス大谷に憧れ、“夢舞台”目指す【秋季高校野球】

2021年10月15日 06時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
先発で3イニング無失点と好投した県岐阜商の山口恵悟投手

先発で3イニング無失点と好投した県岐阜商の山口恵悟投手

◇14日 秋季高校野球岐阜県大会2回戦 県岐阜商3―0加納(プリニーの野球場)
 秋季高校野球岐阜県大会は14日、2、3回戦計8試合が行われ、春夏連続で甲子園に出場した県岐阜商は加納に3―0で勝ち、3回戦進出を決めた。難聴の障害がある山口恵悟投手(1年)が先発し、3イニングを無失点の好投で県大会デビューを果たした。
   ◇    ◇
 あこがれのユニホームを着ての県大会初登板。先発マウンドを託された山口は「はじめは緊張もあった」と初球からいきなり3連続ボール。それでも「仲間が声を掛けてくれて緊張も和らいだ」と落ち着いて先頭を遊ゴロに打ち取って初回を三者凡退。力のある直球と変化球を制球よく投げ分けて3回まで無失点、毎回の4奪三振に抑えた。
 2歳半の時に病院を受診し、両耳に障害があることが分かった。野球は4歳上の兄の影響で小学2年の時に地元のスポーツ少年団で始め、中学では岐阜中濃ボーイズに所属。エースとして活躍した。大きな岐路は中学3年の秋。ろう学校に進むか高校で野球を続けるか悩んだが、「甲子園に行きたい」との一心で県岐阜商の門をたたいた。
 マウンドには補聴器を付けて上がる。「みんながゆっくりと話してくれるし、分からなかったら言い直してくれる」と仲間の協力もあって意思疎通を図っている。鍛治舎巧監督(70)は「臆せず自分の投球ができる。今年の夏にもベンチ入りさせたかったぐらいですよ」と太鼓判を押す。
 小学生の時にテレビで見た花巻東高時代の大谷(現エンゼルス)が甲子園で投げる姿が脳裏に焼きついている。「県大会、東海大会で優勝して、僕も甲子園のマウンドに立ちたい」。夢の舞台を目指し、今は必死に腕を振る。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ