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フィフィタ、タタフ、福井…”新鮮力”を加え2年後のW杯目指し本格的に再始動【ラグビー日本代表】

2021年10月15日 06時00分

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練習で移動する(左から)福井、姫野、リーチ、タタフ

練習で移動する(左から)福井、姫野、リーチ、タタフ

 ラグビー日本代表がファンの前に帰ってくる。2019年W杯日本大会で強豪を次々に破って初の8強に進出し、列島に大ブームを巻き起こした日本代表が、W杯以来の国内でのテストマッチとなるオーストラリア戦(昭和電工ドーム大分)を23日に有観客で行う。コロナ禍に伴う長期の活動休止を経て、気が付けば次のW杯まで2年足らず。本格的な再始動の一戦に臨む日本代表の宮崎合宿をリポートする。
 残暑から一転、東京が晩秋のような寒さに包まれた10月12日、ラグビー日本代表は南国・宮崎で強化合宿に臨んでいた。ボールを追い、実戦さながらに激しく体をぶつけあう選手たちの表情には喜びがあふれる。
 「いつもなら、合宿最初の10日間くらいは体力トレーニングだが、今回は最初からラグビーの実戦練習。みんなしっかり体をつくってきたから。キツいけど、いいね」
 そう言ったのはWTBレメキだ。W杯以来となる日本国内での国際試合は、ファンと同様、選手たちも待望していたものだった。
 W杯から2年。日本代表には新鮮な顔触れが加わっている。まずは22歳のWTBフィフィタ。昨季、天理大を初の大学日本一に導き、今春近鉄に加入。6月の全英・アイルランド代表ライオンズ戦で代表デビューし、続くアイルランド戦では代表初トライと2アシストをマーク。前回のW杯で「フェラーリ」と異名を取り、医師を目指して引退した福岡堅樹さんの後継最有力候補だ。
 ポジション争いの最激戦区はFW第3列。W杯で主将を務めた大黒柱リーチ、リーチの後任として今秋の主将を務めるラブスカフニ、スーパーラグビーでの武者修行でスケールアップした姫野というW杯組3人に加え、新鋭の台頭も見られる。
 夏の遠征では、トンガ出身で目黒学院―東海大を経てサントリーで活躍する25歳のタタフが国際級の破壊力を披露。W杯を逃した悔しさを強豪相手に爆発させ、リーチが「試合の後で相手選手に『ヤツは何者だ?』と聞かれましたよ」と笑って明かすほどのインパクトを残した。
 さらに、今秋の代表では最年少22歳の福井にも注目。東福岡高2年で高校日本代表に選ばれ、大学に進学せずにシニアレベルに飛び込んだ逸材は「同期で最初に代表合宿に呼ばれたのはうれしい」と、自身の選択と成長に胸を張る。
 争いが激化しているのは他のポジションも同じだ。12日の練習では司令塔のSOに、前回W杯では田村の控えだった松田が入った。一方、SHには、夏の代表活動を辞退してリフレッシュしたW杯戦士の流が戻った。
 ベテランと新鋭が入り交じり、2年ぶりの国内テストマッチに臨む日本代表。対戦相手のオーストラリアはW杯優勝2回、世界ランク3位の強敵だが、日本代表は勝つつもりで準備している。

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