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迫る 8選挙区、予想の顔ぶれ<3>

2021年10月15日 05時00分 (10月15日 17時36分更新)

◆1区 県都 4人出馬予定

 自民前職で前法相の上川陽子さん、立憲民主新人で前県議の遠藤行洋さん、旧立民を離党した日本維新の会前職の青山雅幸さん、国民民主元職の高橋美穂さんの四人が立候補を予定する。
 二〇一七年の前回衆院選では、直前に民進党が希望の党と立民に分裂。自民の上川さんに対し、希望、立民、共産の三野党が候補者を擁立した。
 得票数上は、九万六千五百票を獲得した上川さんに対し、野党三党の合計票は約十一万票で、候補者を一本化すれば互角になる。共産は十三日、候補者の取り下げを発表したが、残りの野党三党は有権者の多い1区で比例票を稼ぎたい思惑もあり、調整が進まなかった。
 前回比例復活した青山さんは選挙直後に週刊誌でセクハラ疑惑を報じられ、一八年十月に無所属に。今回は維新から立候補する。青山さんの離党を受け、立民は一九年、県議(三島市)を二期務め、同年四月の県議選で落選した遠藤さんに白羽の矢を立てた。地元民放アナウンサー出身で知名度があると判断した。
 静岡市出身の高橋さんは一二年衆院選で維新で北海道2区から立候補し、比例復活。一四年は東京17区、一七年は北海道4区から出たが落選した。国民県連は一九年五月、高橋さんを公認した。
 上川さんは野党候補乱立を受け「野党がどうかではなく、絶対的に私を選んでいただけるかどうかだ」と話している。 (大杉はるか)

 上川 陽子 68 自前<6>
 遠藤 行洋 59 立新
 青山 雅幸 59 維前<1>
 高橋 美穂 56 国元<1>

◆4区 保守分裂どう影響

 自民前職の深沢陽一さんと、日本維新の会新人の中村憲一さん、国民民主新人の田中健さんが出馬を予定。自民の強固な地盤だが、六月の県議補選静岡市清水区選挙区の保守分裂の影響も指摘される。
 昨年四月、八期務めた望月義夫元環境相が急逝したことによる衆院補選で、地盤を引き継いだ元県議の深沢さんが圧勝。その欠員に伴う県議補選では、義夫さんの次女と元自民市議らが出馬した。
 保守分裂となり、深沢さんはいずれも支援しなかった。自民支持者の多くは「保守の地盤を守る」と深沢さん支持で一致するが、陣営関係者は「県議補選でのあいまいな態度に不満は残る」と懸念する。
 元富士宮市議で維新県総支部副代表の中村さんは、「保守の立場での既得権打破」を掲げ、地元・富士宮から静岡市清水区へ支持拡大を目指す。一九年の参院選の比例で維新は清水区で約四千七百票を獲得。「当時の党の知名度を考えればかなり多い。いかにこの票を増やせるか」と話す。
 田中さんは衆院補選で、無所属、野党四党の推薦で出馬したが、約三万票の差で落選。合流した国民民主の公認候補として再挑戦する。今回は野党統一候補の肩書ではないが、「静岡市議選や知事選で野党の方と共闘し関係も深めることができた」と語り、野党支持者の中で支持拡大を狙う。
 清水港の振興や富士川水系の汚泥の問題などへの考えも注目される。
  (中川紘希)

 深沢 陽一 45 自前<1>
 中村 憲一 47 維新
 田中  健 44 国新


衆院選2021
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