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精神保健デー、日・伊つなぎ映像劇 クリエート浜松

2021年10月15日 05時00分 (10月15日 05時00分更新)
上映会終了後、イタリアと中継を結びトークショーをする日本人出演者ら=浜松市中区のクリエート浜松で

上映会終了後、イタリアと中継を結びトークショーをする日本人出演者ら=浜松市中区のクリエート浜松で

 十八世紀末のフランスで精神患者らが革命指導者マラーの暗殺劇を題材にした演劇「マラー/サド(マルキ・ド・サドの演出の下にシャラントン精神病院患者によって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺)」を映像にした上映会(中日新聞社後援)が、浜松市中区のクリエート浜松で開かれた。 (山本晃暉)
 演劇は、イタリアの精神障害者らでつくる演劇集団「アルテ・エ・サルーテ」と日本の精神保健医療従事者などの共同制作。上映終了後はイタリアとオンラインでつないだワークショップもあった。
 上映会は、世界精神保健デー(十月十日)の普及活動として、精神疾患や精神障がい者に対する正しい理解の促進を目指しているNPO法人「東京ソテリア」が主催。当初は、昨年十月に浜松を含む全国六都市で劇団による公演が予定されていたが、コロナ禍で延期となっていた。今年も同劇団の来日が困難となり、イタリアで撮影された映像を上映した。
 劇中歌が放映される場面では、オーディションなどで選ばれた日本人メンバーの映像に切り替わり、イタリア語で熱唱した。うち一人のマツコさん(44)=富士市=は「県内各地のメンバーがコロナ禍で集まる機会がなく、オンラインでの練習が多かった」と苦労を語る。
 上映終了後、イタリア・ボローニャ市の精神科医イバンヌ・ドネガーニさんとオンラインでつなぎ、出演した日本人メンバー五人によるトークセッションもあった。国内でも精神障がい者ら多様性を受け入れるための提案や、コロナ禍での芸術活動の難しさなどを語り合った。
 上映映像は、三十一日をめどに動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開予定。

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