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光琳や宗達の解説、LINEで「会話」 MOA美術館「#琳派」展

2021年10月15日 05時00分 (10月15日 05時00分更新)
アカウント「尾形光琳」との会話を表示したスマートフォン。背景の壁面には来館者が投稿した美術館の外観や作品画像が映し出されている=静岡県熱海市のMOA美術館で

アカウント「尾形光琳」との会話を表示したスマートフォン。背景の壁面には来館者が投稿した美術館の外観や作品画像が映し出されている=静岡県熱海市のMOA美術館で

 江戸時代に栄えた日本美術の流派・琳派の作品を集め、スマートフォンを活用しながら楽しむ企画展「#(ハッシュタグ)琳派」が、二十六日まで静岡県熱海市のMOA美術館で開かれている。会話アプリLINE(ライン)を介して解説や展示の裏話を伝えるなど、写真撮影に限らず、スマホを能動的に使う鑑賞を提案している。
 収蔵する尾形光琳、俵屋宗達らの日本画や工芸作品四十六点を展示。開幕に合わせて、LINEに期間限定アカウント「尾形光琳」を開設した。来場者限定で登録でき、光琳の作品や家族関係などを質問すると答えが返ってくる。学芸員が用意した回答は約二百種類。趣味は<お能とか、茶の湯が好きやね>。好きな色は<手掛けた作品の中では、群青や緑青、金とかを多くつかいました>。実際に光琳とやりとりしているような気分が味わえる。
 主な展示品にはQRコードも添えてある。スマホで読み込むと、箱や茶わんの高台といった展示では見られない部分まで分かる動画が視聴できる。矢代勝也学芸部長は「解説パネルを読まなくても、興味を持った作品を深掘りできる。一方的な情報提供でなく、知りたいことに答える形が今らしい」と話す。
 館内では収蔵作品...

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