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ゴールは思いやりの体得 金沢市 小学校授業でブラインドサッカー

2021年10月14日 05時00分 (10月14日 10時28分更新)
アイマスクをしてボールを蹴る児童(中央)。手前には案内役でアイマスクをしていない児童が手をたたき、青いコーン内のゴールに誘導していた=金沢市三馬小で

アイマスクをしてボールを蹴る児童(中央)。手前には案内役でアイマスクをしていない児童が手をたたき、青いコーン内のゴールに誘導していた=金沢市三馬小で

 金沢市は、東京パラリンピックをきっかけに障害者への理解をより広めようと、目に障害のある人がプレーする「ブラインドサッカー」の授業を小学生向けに始めた。十三日は、三馬小学校の四年生約百人が体験し、相手を思いやるコミュニケーションを学んだ。 
 九十分の授業では、NPO法人日本ブラインドサッカー協会の二人が講師を務めた。児童一人一人にアイマスクを配った後、アイマスクを着けない人が言葉で説明して案内役となったり、着ける人が準備体操や歩く練習をしたりした。後半は、六班に分かれて実際にボールを使ったプレーを体験。着けていない人が手をたたきながらゴールの場所に誘導し、着けた人がシュートをした。
 体験した中島芽生さん(10)は「目の不自由な人はかわいそうと思っていたが、サッカーをしていてかっこいいと思った。真っ暗で怖かったけど、楽しかった」と話した。
 埼玉県内のブラインドサッカーチームにも選手として所属する辻一幸さん(39)は、当事者として児童に指導。七年前に網膜色素変性症が発覚し、現在は中心部は見えているが次第に見えなくなる病気という。「体験授業を通して相手のことを考える伝え方を学んでほしい」と話す。
 金沢市は、四年前からパラスポーツ「ボッチャ」の体験授業を市内の小中学校で行っている。ブラインドサッカーは初めてで、年内に花園小と鞍月小でも同様の授業をする。(岩本雅子)

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