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越のルビー ジュースでもおいしい 坂井市の農家アグスさん商品化 

2021年10月13日 05時00分 (10月13日 10時34分更新)
トマトジュースをアピールするアグスさん=あわら市山十楽で

トマトジュースをアピールするアグスさん=あわら市山十楽で

 月末まで資金募る

 坂井市春江町の農家イ・マデ・アグス・アリアナさん(47)が、自ら生産する県産トマト「越のルビー」を使ったトマトジュース「クレイジートマト」を商品化した。こだわりぬいたトマトジュースを通じ、越のルビーそのもののおいしさを知ってもらおうと意気込んでいる。クラウドファンディング(CF)で資金も募っている。 (畑明日香)
 アグスさんはバリ島生まれで、小学六年生のとき来日した。会社員を経て、四十歳で農業の世界に飛び込み、福井に移住。坂井市三国町で「サーファーマー農園」を営む。
 アグスさんは、越のルビーを「クレイジートマト」のブランド名で生産、販売している。こだわりは、有機栽培であることと完熟した実を朝採りすることだ。
 今年は天候不順だったため、トマトの実が割れやすく、出荷できないものも多かった。廃棄するにはもったいないと、以前から構想のあったトマトジュースを試作。そのおいしさに自信を深め、商品化に取り組んだ。
 ジュースには収穫時期にこだわった一番おいしいトマトを100%使用。無添加なことも特徴だ。アグスさんは「みんなに手に取ってもらい、いっぱい飲んでほしい。ほかとは違うことを分かってもらえると思う」とアピールする。
 トマトジュースの販売を通して、越のルビーの知名度向上も目指している。完熟してから収穫する越のルビーは、長距離輸送に向かないこともあり、県外での知名度は低い。アグスさん自身、石川県加賀市出身の友人が越のルビーを知らなかったという体験をしており、「ジュースはトマトを食べてもらうための手段でもある。最終的には生のトマトを食べてほしい」と話す。
 CFサイト「レディーフォー」で今月末まで、トマトを保存するための冷蔵庫と冷凍庫を購入する費用を募っている。目標額は五十万円で、支援は五千円から。
 現在はテスト販売期間で、アグスさんのインスタグラムアカウント(surfarmer5232)を通じて注文するか、二十三日にあわら市山十楽にオープンする観光施設「十楽の森」で購入できる。CF終了後、取扱店を増やしていく予定。

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