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立浪和義さん「ドラゴンズの監督が私の目標であり夢だった…ようやくスタートライン」【独占インタビュー】

2021年10月13日 06時00分

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新監督就任の要請を受け、笑顔でインタビューに答える立浪和義さん

新監督就任の要請を受け、笑顔でインタビューに答える立浪和義さん

  • 新監督就任の要請を受け、笑顔でインタビューに答える立浪和義さん
  • 今春の沖縄キャンプで中日の臨時コーチを務めた立浪さん。手前は石垣=2月13日、沖縄・北谷で
 中日の加藤宏幸球団代表は12日、成績不振による与田剛監督(55)の今季限りでの辞意を了承し、次期監督として本紙評論家の立浪和義さん(52)へ就任を要請したことを明かした。球団は26日の今季最終戦後に立浪さんとの本格的な交渉をスタートさせる方針。就任要請を受けた立浪さんは12日、本紙の独占インタビューに応じ「いつかはドラゴンズの監督をやりたいというのが私の目標であり、夢だった。応援してくださる方にいつか恩返しをしたいと思ってきましたが、ようやくスタートラインに立つことができます」などと監督就任への意欲を口にした。
    ◇     ◇
 ―球団から監督就任要請があった
 立浪さん「まだチームの戦いが残っていますし、正式には最終戦が終わってからになりますが、非常にありがたい話だと思っています」
 ―ネット裏から今季のドラゴンズの戦いを見て、思うところはあるのでは
 「バンテリンドームでの圧倒的強さ(33勝26敗10分け)。自分が見ていても、負ける気がしないですね。ホームでは打ち方がわかっているように思えますし、相手チームはあの広さに力んでしまう。攻撃力の弱さが指摘されますが、相手チームも打てないんです(得点200、失点185)。一方、ビジター(20勝41敗6分け)でどれだけ頑張れるか。ドラゴンズの投手陣も失点が増えてしまう(得点191、失点271)。これだけハッキリと勝敗に出ているわけですから、ホームでの勝ち越しは絶対ですが、ビジターでも強くなっていかなければなりません」
 ―投高打低はずっと課題とされている
 「確かにチーム防御率はすばらしいですが、そこが一番油断のできないところでもあるんです。防げる1点を防ぎ、最少失点で抑えていかないと勝てない。中継ぎ投手も相当、登板数を重ねています。蓄積した疲労もある。打てばいい、打てばいいだけではなく、投手を含め、ディフェンス面を、もう一度しっかりと考えていかないと」
 ―春には臨時コーチをやりました。あのときの思いは
 「私もチームを離れてから年月がたっていたので、新鮮でした。若い選手といっしょに汗を流したのは楽しかったです」
 ―11日のドラフト会議では、新たな若い選手を6人指名しました
 立浪さん「球団が選んだ6人を、私も楽しみにしています。1位のブライト選手ら外野手が3人加わりますが、大島以外は決まっていない。チャンスはあるのだから、競争してほしいですね」
 ―現役を引退したのが2009年。13年ぶりのユニホーム姿をファンも楽しみにしています。こうしてお話を聞いている横でも、ファンの方々が「おめでとう」「待っていましたよ」と声をかけてくださっていますね
 「本当にその通りです。ありがたいことですよね」
 ―この12年間、こぼれるほどのドラゴンズ愛があったと思います
 「現役を引退するとき、いやその前からいつかはドラゴンズの監督をやりたいというのが私の目標であり、夢でした。正直、ここまで空くと『もうないのかも』と思ったことがあります。でも、期待してくださる方がいたからこそ、頑張れた、我慢しようと思えたんです。『次は頼むぞ』という方がいらっしゃる限りは、しっかり野球を勉強しようとやってきたつもりです」
 ―これはゴールではありません。ドラゴンズ再建という使命を託されます
 「私にとってこの12年は、すばらしい時間であり、長い長い時間でもありました。応援してくださる方に、いつか恩返しをしたいと思ってきましたが、ようやくスタートラインに立つことができます。そこに立たないと、始まりませんから」
 ―コーチングスタッフなど進めていくべきこともたくさんありますね
 「そういった細かいことは、これから球団としっかりとお話をしてということになります。今日は、とにかく午後からものすごい電話とメッセージの対応に追われています。それもありがたいことなんですが」
(数字は12日現在)
 ▼立浪和義(たつなみ・かずよし) 1969年8月19日生まれ、大阪府出身の52歳。大阪・PL学園高では主将を務めた87年に甲子園春夏連覇。ドラフト1位で88年に中日入団。1年目は開幕スタメンを勝ち取るなど110試合に出場し、攻守にわたる活躍でリーグ優勝に貢献して新人王に選ばれた。97年サイクル安打達成。2003年に通算2000安打を達成。4度のリーグ優勝と07年の日本一に貢献し、09年限りで現役引退。通算成績は2586試合で打率2割8分5厘、171本塁打、1037打点。通算2480安打は歴代8位で、同487二塁打はプロ野球最多。ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞5度。オールスター出場11度。19年1月に野球殿堂入り。13年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表の打撃コーチ、今年の春季キャンプでは中日の臨時コーチを務めた。
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