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【AKI猪瀬コラム】本命レイズ撃破のレッドソックス、ワールドチャンピオンに輝いた『13年のチームと同じ雰囲気』

2021年10月12日 18時26分

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沢村拓一(AP)

沢村拓一(AP)

 レッドソックスがリーグ優勝決定シリーズ進出1番乗りを果たしました。第1戦は5―0でレイズの勝利。その試合内容が素晴らしかったので、シーズン100勝を記録したレイズが3戦3連勝「スイープ」で勝ち上がると思いましたが、結果はレッドソックスが打ち勝ちました。
 ショートシーズンで行われた昨季はア・リーグ東地区最下位。今季開幕前の予想では、東地区4位とする意見が圧倒的でした。主砲のJ・D・マルティネスは「開幕前は最下位争いと報道されていた。その予想を覆すために全員で頑張ってきた」。地区シリーズでポストシーズンタイ記録となる7打席連続安打を記録し、第4戦でサヨナラ犠飛を記録したヘルナンデスは「レッドソックスと契約を結び、すぐに新チームのロースターメンバーを確認した。メディアの評価は低かったが、メンバーの顔触れを見て、このメンバーなら予想を覆して多くの人を驚かせる結果を残せると思った」。前年覇者のドジャースから移籍してきたヘルナンデスは、母親からドジャースに残留することを勧められていたが、「母親にはワールドシリーズで優勝することに匹敵するものはないが、毎日スタメン出場して、ワールドシリーズで優勝できる確率があるチームでプレーすることを選択した」ということです。
 残念ながらワイルドカードと地区シリーズでロースターから外れた沢村拓一投手ですが、リーグ優勝決定シリーズでは対戦相手がアストロズになってもホワイトソックスになっても、ロースター入りのチャンスがあります。両チームともに右の好打者を数多く擁しているので、左3投手で臨んだ地区シリーズのブルペン構成から左投手を減らして、右投手を多くブルペンに配置することが濃厚です。
 沢村投手は開幕直前のインタビューで「自分自身は在籍していなかったので全く分かりませんが、球団スタッフは全員が口をそろえて『今年のチームは2013年のチームと同じ雰囲気だ』と言っています」と語っていた。2012年に最下位となり、13年は最下位争い予想だったレッドソックスですが、守護神上原投手の活躍もあり、チームはワールドシリーズチャンピオンに輝きました。沢村投手からその話を聞いた時には、心の中で「沢村投手、残念だけど優勝どころか、ポストシーズン進出も無理だ」と思っていました。
 ア・リーグ最高勝率の本命レイズを撃破したレッドソックス。果たして次の相手はどこになるのでしょうか。どちらのチームが勝ち上がって来ても、壮絶な打撃戦になりそうな予感がします。(大リーグ・アナリスト)

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