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コロナ重症化防ぐ 抗体カクテル療法 手応え

2021年10月12日 05時00分 (10月12日 12時30分更新)
 これまでにいくつもの治療薬が登場した新型コロナウイルス。その一つが、軽症者の重症化を防ぐとされる「抗体カクテル療法」だ。七月に特例承認され、流行の第五波では中部の医療現場でも手応えを実感する声が上がった。さらに、軽症者向けの経口薬(飲み薬)も国内外で開発中だ。医師は「進むワクチン接種と合わせ、闘う武器はそろいつつある」と話す。(植木創太)

迅速な判断



 抗体カクテル療法で使われるのは、ウイルスの増殖を抑える二つの中和抗体薬を混ぜて作る点滴薬「ロナプリーブ」。対象は、発症七日以内の「軽症」か酸素投与の必要がない「中等症1(ローマ数字の1)」の患者のうち▽高齢▽糖尿病▽肥満−など重症化リスクのある人だ。
 タイミングを逃さないためには、患者が対象かどうかを迅速に判断することが大事。公立陶生病院(愛知県瀬戸市)は五段階の指標を作り、八月中旬から五市一町を担当する瀬戸保健所や開業医と共有している。
 「六十五歳以上」なら五点、「高度の肥満」四点などの十二項目で、合計点数が高いほど優先して投与する。開業医は感染者の発生届を保健所に出す段階で、指標を使って状態を評価。それを基に、保健所は同病院に投与を依...

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