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ルアー釣りにおける「ドリフト」とは? 概念を知って良型ゲット!

2021年10月12日 05時00分

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岩礁交じりのサーフでドリフトさせて良型ヒラスズキをゲット!

岩礁交じりのサーフでドリフトさせて良型ヒラスズキをゲット!

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 最近、釣り場でお会いした方から「ドリフトがよく分からない」という質問を頂いた。リバーシーバスゲームでよく出てくる単語「ドリフト」。知っておくとサーフや磯でも役に立つ「ドリフト」という概念を今回は解説していこうと思う。 (久保田剛之)

◆横滑りさせ流れに負けて流れてくるベイトを演出

 「ルアーをドリフトで流していき、流れの変化に達した時にガツンと食った!」雑誌やSNSなどでよく見かけるドリフトという単語の使われ方ではないだろうか。こういう文章として見ると「ドリフト」というものが上級者の技のように感じられるのかもしれないが、実は、そんな大層なものではない。
 車で横滑りさせながら走る事を「ドリフト走行」というが、ルアーフィッシングのドリフトの語源はこの車のドリフト走行のことであり、ルアーが横滑りしていることを指す。どういうことかを説明しよう。図の(3)の状態、ルアーの進行方向に対して側面から流れを受ける。するとリールで巻き取る方向以外に流れの下流側へルアーは流され、ルアーが横滑りしている状況が生まれる。これが「ドリフト」だ。実に単純なのである。
 シーバスが潜んでいるであろうポイントにルアーを横滑り状態で通す(送り込む)、そのために流れの速さに対してリールを、どのくらいの速さで巻くのかを調整するのが「ドリフト」というテクニックである。
 そして、その調整には絶対的な正解はない。釣行した日や時間帯によって流れの速さも魚の活性も違う。直線に近いわずかな横滑りで食う時もあれば、ほぼ横方向にしか進んでいない状態じゃないと食わない時もある。そのつど巻く速度を変えてみたりしながら、その日の答えを探していくのだ。

◆砂浜/海に対して70度くらいの角度で投げる

 では、なぜこの「ドリフト」という横滑り状態が重要視されるのか? それは流れや風の強弱といった自然現象をルアーの軌跡に反映させてやる方がシーバスにとって違和感が少なく食いつきやすいのではないだろうか、と筆者は考えている。
 リバーシーバスゲームではこの「ドリフト」は何となく意識していたり、また意識していなくても沖に投げれば勝手に横滑りしているのだが、サーフや磯でのシーバスゲームになると意識したことのない人が多いのではないだろうか。サーフや磯は海なので波がある。波は砂浜に対して垂直方向に寄せたり引いたりしている。
 砂浜から真沖に投げると波の流れは図の(1)と(2)を繰り返すことになる。(1)は進行方向に対して正面から流れを受けてルアーは大きく動き、(2)は背後から波を受けて泳ぎはおとなしくなる、もしくは泳がなくなる。1回キャストをすると、この(1)と(2)を繰り返しながらルアーは手元に戻ってくる。磯も似たような状況が多い。この海の釣りでドリフトの要素を入れてやると効果てきめんなのだ。
 では海でどのように「ドリフト」させるのかというと、最も簡単なのは波に対して角度をつけてルアーをキャストすることだ。砂浜なら海に対して70度くらいの角度でも十分だ。寄せ波や引き波の際にルアーが真横に流されるタイミングができ、シーバスのスイッチが入りやすい。

◆部分的に大きくなる波ができる所/波が通り過ぎた瞬間がチャンス

 そして、もうひとつの方法として部分的に大きくなる波には横方向の流れが発生する場所が必ずあるので、その流れでルアーをドリフトさせることだ。
 馬の背状の地形の上を通過してくる波、堤防や消波ブロックに当たった波は他の場所よりも波が高くなる。そのような場所では必ず岸と並行方向の流れが生じる。特に強い波が入ってきて、その波が通り過ぎた瞬間に横方向の流れが数秒間発生する。この流れにルアーを運ばせ「ドリフト」させるとシーバスは口を使ってくる、しかも良いサイズであることが多いのだ。

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