本文へ移動

【この街で】ツイッター評判 マッシミリアーノ・スガイさん(37)=金沢市

2021年10月10日 05時00分 (10月11日 10時56分更新)
サイゼリヤの魅力などを語るマッシミリアーノ・スガイさん=金沢市で 

サイゼリヤの魅力などを語るマッシミリアーノ・スガイさん=金沢市で 

  • サイゼリヤの魅力などを語るマッシミリアーノ・スガイさん=金沢市で 
  • 人気を集めるツイートの一つ

#サイゼ 本場流に

 イタリア料理の外食チェーン・サイゼリヤを本場流に楽しむ方法を投稿サイト「note(ノート)」にまとめ、話題になった。題して「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」。日伊の食文化の違いなどをつぶやくツイッターのフォロワー数は約十万人に上る。「イタリア料理は自由で決まりがない。自分にとって当たり前の食べ方が、日本人から見たら面白かったのかな」と語る。
 例えば、サイゼリヤの「パルマ風スパゲッティ」には、パルメザンチーズやオリーブオイルをたっぷりかける。それが自分のおいしい食べ方。しかし、五月に店を一緒に訪れた日本の友人の目には、新鮮に映ったようだった。
 「サイゼリヤは本当に最強すぎ。コスパは良すぎて量もあるし味も本場イタリアに近い。しかも、安い」。自ら“カスタマイズ”した料理の写真を添えてツイートすると、瞬く間に拡散。フォロワーも一気に増えた。「もともと書くのが好き。それで相手が笑顔になってくれればうれしい」
 イタリア北部ピエモンテ州出身。安部公房や谷崎潤一郎を日本語で読んでみたくて、トリノ大で日本文学を学んだ。大学院生時代の二〇〇六年には、トリノ冬季五輪で日本代表選手団の専属スタッフに。翌年、インフラ部品メーカーに就職し、日本にやってきた。
 二年半ほど大阪に勤めたところで持ち上がったのは、南米への異動話。しかし、退職して日本にとどまる道を選び、フリーランスの通訳者になった。かほく市のサッカークラブの仕事で石川を出入りするようになり、一七年八月に金沢市に移住。二つの会社の経営にも関わる。
 イタリア料理に限らず、食べることが好き。イタリアでは料理に映る郷土色が濃く、家庭ともなればさらにばらばら。「イタリア料理というより郷土料理。カルボナーラでも作り方はみんな違う」。そんな事情も踏まえれば、自身の発信は「マッシ流」とも言える。
 ノートの投稿をきっかけに、サイゼリヤの社員と交流する機会も増えている。一方、実際に店に行く頻度は減った。「和食も好きだし筋トレもしてるので、毎日パスタとかピザは食べない方がいいかな」と笑う。
 新型コロナウイルスの影響で通訳者としての仕事は減ったが、書く仕事は軌道に乗ってきた。次のステップは、県内の農家やシェフとコラボレーションした商品の開発ととらえる。「今まで誰もみたことのないコラボをやってみたい」(榊原大騎)

【プロフィール】マッシミリアーノ・スガイ=通称「マッシ」。本年度内に県から「いしかわ観光特使」の委嘱を受ける予定。ツイッターアカウントは@massi3112


関連キーワード

PR情報

石川の新着

記事一覧