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藤井三冠が豊島竜王に先勝 ついに公式戦通算9勝9敗に「自信の持てない展開」から抜群の粘り腰【竜王戦七番勝負】

2021年10月9日 20時12分

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藤井聡太三冠

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  • 第34期竜王戦七番勝負第1局 豊島将之竜王(右)に勝利し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太三冠(9日午後7時41分、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で)=代表撮影
 豊島将之竜王(31)=愛知県一宮市出身=に藤井聡太三冠(19)=王位・叡王・棋聖、同県瀬戸市出身=が挑戦する「第34期竜王戦」七番勝負第1局は9日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で指し継がれ、最年少四冠が懸かる藤井三冠が123手で先勝した。第2局は22、23日、京都市右京区の総本山仁和寺で指される。
 “十九番勝負”とも呼ばれる“尾張対決シリーズ”は、ラストを飾る頂上決戦を残すのみとなった。ここまで王位防衛、叡王奪取と破竹の快進撃を続ける藤井三冠が、その勢いのまま白星発進を決めた。
 終局後のインタビューで「自信の持てない展開だった。粘り強く指せたのかなと思う」と振り返った藤井三冠。先勝については「1勝することができたので、第2局以降も全力を尽くしたい」と力強く語った。
 竜王3連覇を目指す豊島竜王は「途中から悪くなった。均衡を保つ手があれば良かったが」と敗戦の弁。「気持ちを切り替えてまた頑張りたい」と前を向いた。
 盤上は先手・藤井三冠の誘導で相掛かりに進むと、豊島竜王が歩損の代わりに手得を主張する作戦を敢行。豊島竜王の攻めに藤井三冠がどう押さえ込むかという図式となるなか、2日目は豊島竜王の封じ手で再開した。豊島竜王が徐々にペースを握ると、藤井三冠も大胆に対応。これに対する豊島竜王の切り返しがまた機敏で、藤井三冠は苦戦を強いられた。
 だが、粘り腰もまた藤井三冠の身上。ここで形勢を戻すと、一進一退の激戦となり、最後は寄せの勝負手で抜け出した。持ち時間は各8時間で、消費時間は藤井三冠7時間56分、豊島竜王7時間59分。終局は午後7時25分だった。
 これで初手合いから6連敗で始まった藤井三冠の対豊島戦は、公式戦通算成績がついに9勝9敗のタイに。王位、叡王、竜王のトリプルタイトル戦に限ると、8勝3敗となった。

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