松山英樹にアクシデント 大きくそれたボールが男性ギャラリーの額直撃…流血し救急車が駆けつける「申し訳ない気持ち」プレー後も心配
2021年10月9日 13時08分
◇8日 米男子ゴルフ シュライナーズチルドレンズ・オープン第2日(米ネバダ州、TPCサンマリン)
松山英樹(29)=レクサス=は3バーディー、4ボギーの72と1つ落とし、通算5アンダー。57位でぎりぎり予選を通った。首位とは9打差に開いた。韓国の任成宰(イム・ソンジェ)とチャド・レイミー(米国)が通算14アンダーでトップに並んだ。
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強い風が吹いてショットが乱れた松山に、16番パー5でアクシデントが起こった。ドライバーで放った打球が大きく右にそれ、男性ギャラリーの額を直撃。男性は流血して倒れ、救急隊が駆けつける騒ぎになった。
動揺したのか松山はこのホールを含む残り3ホールで2つ落とし、カットラインぎりぎりまで順位を下げた。
打球が当たった男性は、血を流しながらも意識はしっかりしていた。松山は救急隊が到着するまでそばに寄り添い、隊員が包帯で止血するまで見守った。処置された男性がカートで運ばれていく際には、おわびに帽子とグローブにサインをして手渡した。
男性の詳しい症状は不明ながら大事には至らなかったよう。それでも松山の気持ちの揺れは大きく、そのホールは3パット、最終18番も第2打を大きくグリーンをオーバーさせてバンカーに入れた。
「ボールが当たった方には申し訳ない気持ち。血が出ていたので、内出血よりはましかなと思った。救急の人がすぐ来てくれたので、その後は安心してプレーはできたが…」とプレー後も心配そう。その後は気を取り直すように練習場に向かった。
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