名古屋発のアニメを世界へ…ヒロイックアクション「シキザクラ」9日深夜スタート
2021年10月9日 11時36分
「名古屋発のアニメを世界に」―。オール名古屋で制作された中京テレビ初のオリジナルアニメ「シキザクラ」が、9日深夜1時55分から東海地区で先行放送する形でスタートする。
同局が2017年に立ち上げた「ナゴヤアニメプロジェクト」の集大成。「アニメ制作の夢を追いかける東海地区の若者が地元で仕事ができるよう」(中京テレビ・河原理雄さん)との思いから「ラブライブ!」などのCGで高い評価を受け、名古屋市内にもスタジオも持つ制作会社「サブリメイション」などと準備を進めてきた。
アニメーターはもちろん、東海地区の未経験者約600人のオーディションから選んだ声優たちが出演。ゲスト声優として愛知県春日井市出身の俳優佐藤二朗や同県岡崎市が拠点のユーチューバー、東海オンエアが参加する。
ストーリーはヒーローに憧れる高校生・三輪翔が、異界から現れ、人を食らう「オニ」と、特殊な「ヨロイ」パワードスーツを着用した少年少女のチームとの争いに巻き込まれ、世界を救う宿命の巫女(みこ)・明神逢花を守る「活劇英雄譚(ヒロイックアクション)」。タイトルとなった愛知県豊田市小原地区の「四季桜」など、舞台となった愛知県、名古屋市の名所なども随所に登場する。
「シキザクラ」は日本テレビでは12日深夜に放送予定で、放送日時は異なるものの、同局系列の秋田放送、福岡放送、くまもと県民テレビや、BS日テレでも放送される。さらに海外配信も決定している。
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