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リニア工事 流域市町の意見まとめ月内に国交省へ

2021年10月9日 05時00分 (10月9日 05時01分更新)
 リニア中央新幹線の南アルプストンネル(静岡市葵区)工事を巡り、県は八日、大井川流域市町の意見をまとめ、県の見解とともに今月中にも国の有識者会議の事務局である国土交通省に提出する方針を示した。次回の有識者会議では中間報告がまとまる見通しで、その前に県と流域の見解を伝えることが狙い。
 同日の県議会危機管理くらし環境委員会で、県くらし・環境部の織部康宏理事が答えた。
 工事を巡っては、トンネル掘削で発生し、流出した湧水についてJRは全量を県内に戻すと表明。だが、宇野護副社長は九月の有識者会議後の会見で、「(表明時の全量戻しは)工事後を指していた」との認識を示し、県が反発している。
 委員会では県議から、中間報告がまとまる前の国への働きかけや、工法が現実的ではないとの議論が必要ではとの指摘があった。
 織部理事は「JRと基本認識がずれており、正すようにJRに指導するよう国に伝える」と説明。基本認識がそろわない限り工法の議論に進めないとの見解を示した。 (塚田真裕)

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